



東京:敵の侵攻から離島を守るという土曜日の共同シナリオの一環として、日米仏の数十名の兵士が雨の降る中、CH-47輸送ヘリコプターから日本の南部にある訓練場の草地に降り立った。
「アーク21」と呼ばれる日本での3か国による初めての共同訓練は火曜日に開始された。この共同訓練は、中国がこの地域で自己主張を強め、3か国が軍事的な関係を強化しようとする中で始まった。
また、南部の宮崎県にある自衛隊の霧島演習場では、日本の兵士がフランス陸軍や米海兵隊の兵士と一緒に、コンクリート製の建物を使った市街地戦闘訓練を行った。
土曜日の演習には約200名の部隊が参加した。
土曜日には、日米仏3か国に加えてオーストラリアも参加し、台湾を中心に中国との緊張が高まっている東シナ海で、11隻の軍艦が参加する拡大された海軍演習を行った。
今回の演習は、地域の海で中国との領土問題が深刻化し、日本が軍事力の強化を図る中で行われた。
日本は、日本が実効支配する尖閣諸島周辺の領海やその周辺海域での中国の活動にますます懸念を強めている。尖閣諸島に対しては中国政府も領有を主張しており、「釣魚島」と呼称している。
第二次世界大戦終了後、日本の憲法は武力の行使を自衛目的に限定している。
近年、日本はその軍事的役割、能力、予算を拡大し続けている。
今回の演習を視察した中山泰秀防衛副大臣は、日米間や、しばしばオーストラリアとの間で定期的に行われている合同演習にフランスが参加することの意義を強調した。
中山防衛副大臣は、「日本の自衛隊にとって、離島防衛に必要な戦略的能力を維持・強化する貴重な機会となった」と述べた。
「我々は共同で、日本の領土・領海・領空を守るという決意を世界に示すことができた」
インド洋と南太平洋に領土を持つフランスは、この地域に戦略的利益を持っている。
フランス陸軍のアンリ・マルカイユ中佐は土曜日の演習後、記者団に対し、「世界のこの地域を我々と共有している人々と手を携える必要があるため、我々にとって非常に重要であることは明らかだ」と述べた。
米海兵隊のジェレミー・ネルソン中佐は、3か国が「共通の目標や主張のために」協力できることを示したと述べた。
その後行われた記者会見で、開雅史・第1水陸機動連隊長は、「島嶼(とうしょ)防衛の戦術的技術を向上させることは、わが国の防衛に極めて有効だ」と述べた。
最近、この地域への関与を強める方針を採っている英国は、空母クイーン・エリザベスとその空母打撃群を派遣しており、今年中にはこの地域に到着する予定となっている。
また、ドイツもフリゲート艦をこの地域に派遣する予定となっている。
日本と米国は、オーストラリアとインドを加えた「クアッド」と呼ばれるグループで、民主主義の原則に基づく防衛と経済の枠組みから成る「自由で開かれたインド太平洋」という考え方をこの地域で推進している。この動きは、この地域で増大する中国の影響力に対抗するためのものと見られている。
中国は、日米の枠組みは冷戦時代の考え方に基づく排外主義的な連合だと批判している。
AP通信