
アラブニュース
ロンドン:サウジアラビアは、10人の負傷者を出した空港へのドローン攻撃をうけ、イエメンのフーシ派武装組織に責任を負わせるよう国連に求めた。
金曜に爆発物を搭載したドローンがジーザーンにあるキング・アブドゥラー空港を攻撃した際の負傷者には、旅客や空港スタッフが含まれていた。
負傷者のうち6名はサウジアラビア人で、3名はバングラディッシュ人、1名はスーダン人であった。
サウジアラビアの国連常駐代表であるアブダラ・アル・ムアリミ氏は土曜夜に安全保障理事会に対し、国際法に従って、領地を守り、国民・住民の安全を維持するためのあらゆる必要な措置をとるにあたって、自国はどんな努力も惜しまないとする書簡を送った。
これはフーシ派による同国の民間標的への攻撃に関して、彼が評議会に送った2日間で2つ目の書簡である。
「2021年10月8日付けの私の書簡に関連して、イランが支援するフーシ派武装組織による王国の民間人・民間目標に対する継続的なテロ攻撃について記述しています」と彼は述べた。
国境を越えてサウジアラビアを攻撃しようとするフーシ派の直近の企てであるこのドローン攻撃も、ジーザーンの空港に損害を与えた。
#SaudiArabia’s 2nd letter in the same week, to the the #UnitedNations #SecurityCouncil in regards to the continued military hostilities committed by the #Iranian-backed terrorist #Houthi militias against #SaudiArabia and towards civilians and civilians objects pic.twitter.com/Oi7UOl9DlX
— Saudi Arabia Mission to the UN 🇸🇦 (@ksamissionun) October 10, 2021
「民間のインフラを意図的に標的とし、罪のない民間人に脅威を与える行為は戦争犯罪にあたり、それゆえフーシ派武装組織は国際法に従って責任を負わされなければならない」とアル・ムアリミ氏は述べた。
国際社会、特に安全保障理事会による適切かつ厳格な措置がなければ、「フーシ派にこの地域でのテロ行為を継続するようにという誤ったメッセージを送ることになる」と同氏は述べている。
同氏は安全保障理事会に、手遅れになる前にフーシ派武装組織とその武器供給者、資金提供者に国際的な平和と安全を脅かす行為をやめさせる責任を引き受け、書簡を安全保障理事会の公式文書として回覧するよう求めた。
金曜に理事会に送った書簡の中でアル・ムアリミ氏は、空港職員4人が負傷したアブハー空港への攻撃などの、イランが支援するフーシ派によるサウジアラビアに対する最近のテロ攻撃を強調した。