アラブ連盟サミットが金曜日にジェッダで開催される。アラブ世界には数多くの課題があり、多くの国が困難な状況に直面しているが、我々はジェッダの協議が永続的な停戦と各当事者の合意につながり、スーダンの利益に資するものと期待し楽観視する。

我々はイスラエルのアル・アクサ・モスクへの攻撃やムスリムの感情を刺激する挑発、ガザでの爆撃、テロリストによる暗殺など、イスラエルの行為を見過ごすわけにはいかない。

多くのアラブ諸国では、数年または数十年にわたる治安の混乱の後、国家の再建と機関の回復に取り組む中で多くの課題に直面している。

アラブ連盟サミットには、2011年以来の中断を経てシリアが再加盟するため、完全な出席が予想されている。この点において、私たちはシリアと全てのアラブ諸国に安全と繁栄、団結と連帯を祈る。

前述のように、今年のアラブサミットは多くの理由から非常に重要である。

まず第一に、これはアラブとイスラム世界で特別な地位を持ち、世界的に卓越した政治的・経済的な影響力を持つサウジアラビアで開催されるというのが理由だ。

第二に、サミットは重要な地政学的な動向と、また重要な時期に位置しており、兄弟的なアラブ諸国の協議が必要とされている。これにより、異なる課題を明らかにし、危機解決に貢献する勧告や決定に達することができるであろう。

兄弟的なアラブ諸国の協力を強化し、友愛、誠実さ、透明性の雰囲気の中で共同の努力を調整することは、地域が抱える課題と危機に直面するアラブ諸国の期待に応えるために必要なのだ。

ディア・エディン・サイード・バマクラマ

これには、最近のサウジアラビア・イラン関係の再開に続いて、アラブ諸国とイランの関係を調整することが含まれる。2016年にテヘランのサウジ大使館とマシュハドのサウジ領事館への攻撃によって緊張が高まった他のアラブ諸国とのイランの関係の再構築も含まれる。

第三に、今週のジェッダでのアラブサミットは、サウジアラビアと中国の間で6か月前に開催された最初のサウジ・中国首脳会議に続く。サミットは協力的な取り組みの新たな展望を開き、中国とのアラブ諸国の協力の基盤となった。中国は世界経済に影響力を持つ国際勢力であり、他の全てのアラブ諸国との二国間経済関係を維持している。

アラブ諸国は、このジェッダでのサミットに非常に期待しており、彼らの決意を反映した新たなフェーズを形成し、持続可能な発展を達成するための地域協力や統合、相互プロジェクトの発展に寄与することだろう。

我々は、兄弟的なアラブ諸国の会合とその成果が重要であると再確認する。アラブ市民が直面する出来事、事実、状況は、アイデアや解決策に至るために、結果やタイミングに関わらず、このような会合が必要なのだ。

兄弟的なアラブ諸国の協力を強化し、友愛、誠実さ、透明性の雰囲気の中で共同の努力を調整することは、地域が抱える課題と危機に直面するアラブ諸国の期待に応えるために必要なのだ。

我々は、サウジアラビア王国によって開催されるジェッダ・サミットの成功を期待している。サウジアラビアの指導者であるサルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、その知恵と明晰な見識によってすべてのアラブの指導者から信頼と尊敬を集めている。

• 駐サウジアラビア・ジブチ大使 ディア・エッディン・サイド・バマクラマ Twitter: @dya_bamakhrama