
リヤド:サウジアラビアの支援機関KSreliefは、洪水被害に見舞われたパキスタンに避難所や防寒寝袋を提供するプロジェクトを開始した。
国営サウジ通信(SPA)の報道によると、このKSreliefのプロジェクトでは、パンジャーブ州、シンド州、カイバル・パクトゥンクワ州、バロチスタン州、ギルギット・バルティスタン州で35万人を支援した。
サウジアラビアのナワーフ・ビン・サイード・アル・マルキ駐パキスタン大使は声明を発表し、このプロジェクトは、サウジアラビアがパキスタン国民に向けて実施している継続的な支援の一環であると述べた。
こうした取り組みは、「KSreliefが代表するように、場所を問わず困窮した人々の苦しみを緩和することを目的として、危機に襲われている国やコミュニティに人道的支援を提供するというサウジアラビアの決意」を反映しているとする声明をSPAが伝えた。
先月、パンジャーブ州では、洪水により約10万人が避難を余儀なくされた。同州は、3,300万人が被災し、1,739人が死亡した昨年の歴史的な大洪水による混乱が現在も続いている。