
リヤド: サウジアラビア外務省は28日、イスラエルによる地上作戦に対し、パレスチナ市民の生命を脅かし、彼らをさらなる危険と非人道的状況にさらす可能性があるとして非難した。
「サウジアラビアは、イスラエル軍によるガザ地区での地上作戦の結果を受け、イスラエル軍の攻撃がエスカレートしていることを大変憂慮している」と、声明で述べ、さらに、サウジアラビア王国は「同胞であるパレスチナの人々に対してこのようなあからさまで不当な国際法違反を続けることは危険である」と警告し、「このことは同地域の安定、ひいては地域的・国際的平和と安全保障に深刻な影響を及ぼす」と述べた。
サウジアラビアは27日に採択された国連総会決議に基づき、国際社会が責任を持ってこの軍事作戦を直ちに止めさせるよう求め、「罪のない人々を守り、インフラや重大な死活的利益を守り、国際人道法を尊重し、ガザ地区の市民が必要とする緊急人道支援を人道支援組織が支障なく届けることができるようにするためである」とした。
イスラエル史上最も多い死者を出した攻撃を発端とした紛争から3週間、イスラエル軍が28日夜にガザ地区を執拗に攻撃し、救助隊によると一夜にして数百棟の建物が破壊された後、この声明が出されている。
また、フォルカー・ターク国連人権高等弁務官は28日、イスラエルがガザ地区での地上作戦を拡大すれば、さらに数千人の市民が犠牲になる可能性があると警告している。
AFP