
バンダー・アブドラアジズ、ダンマーム
バーレーンの保健省は、水曜日、猛威を振るっているコロナウィルスへの感染が新たに確認された9人のうち、6人がサウジアラビア人女性であると発表した。
イランからバーレーン国際空港に到着したこれらの女性が全員コロナウイルス検査で陽性反応を示したことから、これで同国における感染者数は26人となった。
この発表を行ったサルマン・ビン・ハマド・アルハリファバーレーン皇太子を委員長とする調整委員会は、学生たちの安全確保とウィルスの感染拡大抑止のためとして、大学と学校を2週間休校とする予防措置をとっている。
またクウェート政府は、水曜日、同国で初めてサウジアラビア人のコロナウイルス感染者を確認したと発表した。クウェートではこれまで25人の感染者が確認されており、新たに感染が確認されたサウジアラビア人の男性は、イランのマシュハド市から同国に到着していた。同男性は、クウェート人2名を含む他の3人の感染者と共に、14日間の隔離期間に入っている。
一方、バーレーンの市場や公共の場所は、新たな感染拡大の報道を受け、閑散としていた。
バーレーンの保健省は、ウイルスの感染が拡大している国から同国に到着した乗客に対しては、到着時に審査を行うことを発表しており、またサウジアラビア保健省は、感染が確認された6人のサウジアラビア人女性に対し、世界保険機構の医療勧告に沿った待遇がなされるよう、バーレーン側と調整中であることを認めた。
バーレーンのサウジアラビア大使館は、同国に滞在しているサウジアラビア国民に対し、感染の可能性を減らすために必要なあらゆる予防措置を講じるよう求め、また、高熱、咳、呼吸困難などの症状がある人はすべて自宅に留まって他の家族とは別の部屋で過ごし、444に電話して医療相談を受けるよう呼びかけている。