
アラブニュース、ドバイ
2月27日、ドバイのエミレーツ航空は、ウムラ巡礼者並びに20カ国以上の国々からの訪問者に対するサウジアラビアへの渡航禁止を発表した。
この発表は、サウジアラビアがコロナウィルスの拡散を防止する目的で、ウムラ巡礼者に対する一時的な入国禁止を取り決めたことに続くもの。
中東諸国は世界的なコロナウィルス感染急増から国民や居住者を保護するために、各種対策を講じている。
エミレーツ航空は、最終目的地をサウジアラビアとする航空券を購入した顧客に対し、「当面、出国地における搭乗を受け付けられない」と通達した。
観光ビザへの規制は以下の諸国に対して行なわれている:香港、マカオ、中国、イラン、イタリア、北朝鮮、韓国、日本、タイ、マレーシア、インドネシア、パキスタン、アフガニスタン、フィリピン、シンガポール、インド、レバノン、シリア、イエメン、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、ソマリア、ベトナム。
この発表では、サウジアラビアとペルシャ湾岸諸国間の渡航者は、自国の身分証明書ではなくパスポートが必要となると明言されている。
700万人近くのウムラ巡礼者が毎年サウジアラビアを訪れ、その大半がジッダとマディーナの空港に到着する。
サウジアラビア政府関係者によると、入国禁止は公衆衛生当局による経過観察のもとで継続される。