


アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、COVID-19コロナウイルスの感染拡大に対する予防措置として、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーンからの陸路入国を一時的に停止していると7日早朝、サウジ・プレス・エージェンシー(SPA)が報じた。
内務省当局筋の話として、湾岸3カ国からの商用トラックのみが入国を許可されるが、検疫を受けなければならないと報じられている。
SPAによると、3カ国からの到着は2020年3月7日土曜日午後11時55分から3空港に制限される。
3空港は、リヤドのキング・ハーリド国際空港、ジッダのキング・アブドゥルアジーズ国際空港、ダンマームのキング・ファハド国際空港であると報告書は付け加えている。
3空港では保健省職員による予防措置も取られる予定だ。
報告書には、COVID-19の感染リスクが高い国からサウジアラビアに入国しようとする者は、 「新型コロナウイルスに感染していないことを証明する臨床検査証明書を提出しなければならない」とも書かれている。
「これは、サウジアラビア入国前の14日間にそういった国に居住していた人々に適用される」と報告書に書かれている。
「航空会社は、検査証明書に間違いがないこと及び検査証明書が最近のものであり、搭乗の24時間前までに発行されたものであることを確認しなければならない」と報告書に書かれている。
サウジアラビア保健省は以前、同国で5人のコロナウイルス感染者が確認されたと発表していた。患者の一人はイランからクウェート経由で入国した男性で、妻に病気を移していた。
イランからバーレーン経由で来た別の市民も感染していた。彼は2日に発表された最初のコロナウイルス感染者及び4日に発表された2番目の感染者と同じ乗り物に乗っていた。
サウジアラビアは5日、COVID-19の感染拡大が進む中、イランがサウジ国民に対しパスポートに押印せずに入国を許可していたことで世界中への感染拡大を助長したとして非難した。
予防措置として、サウジアラビアは毎年行われるウムラを一時停止し、マッカのグランド・モスクやマディーナの預言者のモスク、国内の全てのモスクの消毒に取り組んでいる。