リヤド:サウジアラビアのユセフ・アル・ブニャン教育大臣一行は最近北米を訪問し、カナダの複数の教育機関や大学を訪れ、関係者や投資家と会談した。
今回の訪問では、教育分野への投資機会、サウジアラビアへの投資誘致、既存の科学・研究協力の強化、同省とカナダの各種大学とのパートナーシップの発展に関する会談が行われた。
アル・ブニャン氏は首都オタワで王立医科外科大学の学長および指導者たちと会談し、医療訓練分野での協力の機会やサウジアラビアの諸大学における医療プログラムの認定計画について協議した。
代表団はまた、自閉症、失読症、多動症など学習困難な生徒の教育を専門とするヘリテージ・アカデミーを訪問した。
オタワ大学では、アル・ブニャン氏は大学の指導者や学部長らと、研究、技術革新、学生や学術交流に関する同省やサウジアラビアの諸大学との将来的な協力計画や、サウジアラビアの教育分野に存在する投資機会について話し合った。
また、サウジアラビア代表団は、オタワ大学付属オタワ病院研究所内の幹細胞研究センターを訪問し、再生医療分野における研究の最新技術や治療への応用について学んだ。
オンタリオ州トロント市では、訪問団のメンバーが労働・移民・訓練・技能開発大臣およびトロント大学学長と会談し、協力の機会や教員・学生の交流について話し合った。
トロント大学のオンタリオ教育研究所に併設されているエリック・ジャックマン博士児童研究所を訪問した一行は、近代的な教育メソッドや理論の実践的な応用について学んだ。また、大学本部では、教育分野で活躍する技術企業や研修企業と面会した。
さらに、トロント・メトロポリタン大学が立ち上げたインキュベーターであるデジタル・メディア・ゾーンでは、機能する仕組みについて説明を受けた。同所は、優秀な学生起業家や技術系新興企業を認定・支援する世界最高の大学ビジネス・インキュベーターと位置づけられている。