


リヤド:サウジアラビアの外科医師団は2月29日、リヤドのキング・アブドルアジーズ・メディカルシティにあるキング・アブドゥラー専門小児病院で、ナイジェリア人の結合双生児ハッサナちゃんとハシナちゃんを分離する複雑な手術を終え、手術は無事成功した。
昨年10月にサウジアラビアに到着したこの双子は、下腹部、骨盤、脊椎下部、下部脊髄神経を共有している。
分離手術は約16時間半を要し、39人の顧問医師、専門医、技術スタッフ、看護スタッフ、補助スタッフが参加した。
医療チームの責任者であるアブドゥラー・アール・ラビーア医師によると、この手術の成功率は70%で、手術には9つのステップがあったという。
「参加した医師たちは全員サウジアラビアで働く医師です。若手の有望な医師が参加し、継続して経験を共有できたことを私たちは誇りに思っています」と同医師は国営放送「アル・エクバリヤ」の取材に対し語った。
「顧問医、専門医、看護・技術スタッフを含む38名が参加しました。小児外科や他の外科分野を担当する新卒の医師もいました」
「参加した医師たちは、この経験を特定の人だけで共有するのではなく、この国で将来にわたって継承していくことに貢献してくれています。この国では絶えず成果が上がり、その成果をずっと共有していくのです」と同医師は続けた。
今回の手術は、サウジアラビアの結合双生児分離プログラムが実施した60回目の手術だ。過去34年間、このプログラムは25カ国の双子135組の治療を行ってきた。
同医師が強調したのは、サウジアラビアが人道的活動全般、特に医療活動において先駆的な役割を果たしていることだ。
同医師は、医療チームの同僚たちの多大な努力に対して心から感謝を述べるとともに、今回の手術の成功は、サウジの医療が卓越していることを示すものだと指摘した。これはサウジ・ビジョン2030の目標にも合致するものだ。
また同医師は、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対して感謝を述べた。国王と皇太子は、結合双生児の分離手術を行うサウジのプログラムに対して、支援と追加調査を行ってきた。
双子の両親は、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子に感謝の意を表明し、サウジアラビアが人道的活動に対して大きく貢献していることを称賛した。