
リヤド:サウジアラビア保健省は日曜日、コロナウイルスの感染例が119件と急増したと報告した。これにより、サウジアラビア王国における感染例の合計は511となる。
サウジアラビア保健省の広報官Mohammed Abdelaliは新たに診断された人の内の72名はトルコ国籍で、感染した同胞と接触した後、聖都メッカで隔離されていた人であったと述べた。
「感染者との接触とリンクした感染例が増えています…すべての人々に、自宅で待機するよう推奨します」とAbdelalis氏は会見で語った。また同氏は、現在4000人以上が隔離対象となっているとも述べた。
土曜日には、外国使節団や上級外交官は、ウイルスを封じ込めるためにサウジアラビア王国が実施している取り組みに感謝を表明した。「我々は、あらゆるレベルでこのパンデミックと戦わなければなりません」とある使節は話した。
湾岸協力会議(GCC)での現在の感染件数の合計は1700件となった。バーレーンは日曜日、ウイルスによる二人目の死亡者を報告した。これにより、同地域の死亡者の合計は4名となった。
同地域は、コロナウイルスの拡大を防ぐための取り組みを拡大している。クウェートとサウジアラビアでは、国際便の運行中止、多くの機関での業務停止、公的施設の閉鎖を含む大胆な予防策を実施している。
他の湾岸国家も予防策を拡大している。
オマーンは日曜日、公的な場での集会の禁止や公的機関での職員数の制限、外貨両替所の閉鎖を行った。
クエートは土曜日に部分的な外出禁止を全国で実施し、休業期間を二週間延長した。一部のスーパーマーケットは、一度に50名の利用客しか入れていないと、ロイター通信への情報提供者は述べた。
主に移民労働者の間で481件のコロナウイルス感染例を報告しているカタールでは、公的な場での集会の禁止に人々を従わせるため、検問所が設置されている。
(協力:ロイター通信)