

リヤド:サウジアラビアの都市遺産に関する専門家が、パリの国連教育科学文化機関事務所で一連の講義を行った。
サウジアラビアの遺産委員会が主催する4つの講演プログラムは、同機関のイニシアティブの一部として、王国の都市遺産に関する広範な戦略について探求するものである、とサウジアラビア通信(SPA)が伝えた。
最初の講演では、都市遺産を保存するための物質的・無形的な方法について掘り下げ、2つ目の講演では、アハサーにおける伝統建築の発展について考察した。
第3回目は、サウジアラビアの近代建築の形成において国際的な建築家が果たした役割について考察し、最終回となる第4回目は、ユネスコの世界遺産リストに登録された王国内の遺跡について語る予定である。
同委員会によると、パリでの講義は、国民経済の発展と多様化を目指す王国のビジョン2030計画で定められたサウジアラビアの文化戦略の一環として、国家遺産を保存・発展させるための同委員会の努力と、国際的なフォーラムでサウジアラビアの遺産を促進するための活動を反映したものだという。
委員会の目的は、サウジアラビアの遺産とそれがどのように国家の文化的アイデンティティに関係しているかについての認識を高め、この豊かな文化遺産に対する誇りを育み、ユネスコやその他の国際機関、地元の専門家との連携を強化することによって、王国の遺産部門を強化することである、と関係者は述べた。