


ジェッダ:土曜日、世界中のイスラム教徒がサウジアラビアの聖なる丘に集まり、うだるような暑さの中、礼拝と内省を行った。
慈悲の丘として知られるアラファト山での儀式は、ハッジ巡礼のピークとされている。巡礼者たちは、慈悲、祝福、繁栄、健康を神に祈り、共に立ち上がる。
夜明け前の暗闇の中を、何千人もの巡礼者がここを歩いていく。彼らは “Labbaik Allahumma Labbaik”(主よ、あなたの呼びかけに応えます)とコーランの一節を唱えた。
サウジ通信によると、巡礼者の数は1,833,164人に達した。
今年のハッジは、中東を地域紛争の瀬戸際に追いやったイスラエルとハマスの戦争を背景に行われた。
アラファトのナミラ・モスクでの説教で、マハー・ビン・ハマド・アル・ムウィクリー導師は、巡礼者たちに、敵によって傷つけられ、痛めつけられ 殺害され、食べ物、薬、衣服など必要なものを奪われた パレスチナ人のために祈るよう促した。
アラファト山の巡礼者のほとんどは傘を差していたが、日陰に座っている人もいた。多くの人が顔や体に水をかけていた。
サウジアラビアのファハド・ビン・アブドゥラフマン・アル・ジャラジェル保健大臣は、150人以上の巡礼者が熱中症で治療を受けていると述べた。
同相は巡礼者に対し、ハッジの儀式を行う際には水を飲み、傘を持ち歩くよう促した。
土曜日の日没時、巡礼者たちはアラファト山を出発し、近くのムズダリファと呼ばれる場所に向かった。その後、巡礼者たちは3日間ミナに戻り、イード・アルアドハーという祝祭日を迎える。その後、マッカに戻り、別れのタワフと呼ばれる最後の周回を行う。ハッジが終わると、男性は頭を剃り、女性は髪を一束切り落とす。