
リヤド:サウジアラビアは水曜日、シリアへの緊急支援物資空輸を開始した。これは、長年にわたる内戦後の同国の再建を目指す新政権の取り組みを支援するものである。
サウジアラビアの支援団体KSreliefはアラブニュースに対し、救援物資を積んだ2機の飛行機がダマスカス国際空港に到着したと語った。
キング・ハリード国際空港から飛び立った飛行機は、食料、避難所、医療品、そしてシリア国民が直面する困難な状況に対処するためのKSreliefチームを輸送したと、KSreliefは述べた。
KSreliefの総監督であるアブドゥラー・アル・ラビーア博士は、「水曜日に開始された空輸支援は、今後数日のうちに陸路による支援に引き継がれ、シリア国民に緊急支援物資が届けられるでしょう」と述べた。
アル・ラビーア氏は、この人道支援の取り組みは、世界中で支援を必要としている人々を支援するというサウジアラビアの取り組みを反映したものであり、危機に瀕した国々を支援するという王国の献身を再確認するものであると述べた。
また、同氏は、2011年にシリア危機が始まって以来のサウジアラビアの一貫した支援と、国際的な人道支援活動における同国の重要な役割を強調した。
アル・ラビーア氏は、KSreliefを通じて、サウジアラビアはシリア国内避難民、近隣諸国の難民、2023年2月のシリア北部地震の被災者に対して継続的に支援を行ってきたと述べた。
KSreliefによると、2011年から2024年末までのシリア国民に対するサウジアラビアの支援総額は8億5600万ドルを超える。
最初の航空機は、シリアのサウジアラビア大使館代理大使のアブドゥラー・アル=ハーリース氏、シリア・アラブ赤新月社のモハメド・ハゼム・バクレ氏、および複数のメディア代表者によって受け取られた。
アル=ハーリース氏は、この支援はシリア危機による苦しみを和らげることを目的とした、KSreliefを通じたサウジアラビアの継続的な人道支援活動の一環であると強調した。
バクレ氏は、サウジアラビアの人道支援に深い感謝の意を表し、救援物資はシリア全土の困窮者に分け隔てなく配布されると述べた。