• ローカルブランドのAMUSED、Darah、Asteriがグリーンファッションへの取り組みを評価される
• 受賞者はパリでの1週間のメンタリングプログラムに参加する

ナダ・アルトゥルキ

リヤド：月曜日、サウジアラビアの持続可能なファッションのリーダーたちがリヤドでの授賞式で表彰された。

中古高級品市場のAMUSED、アップサイクルのスタートアップ企業Darah、持続可能なメイクアップブランドAsteriの3社が、第1回中東ケリング・ジェネレーション・アワードの受賞者となった。

このイベントは、グッチやバレンシアガなどのブランドを所有するフランスの企業が、サウジアラビア・ファッション委員会と提携して主催した。

DarahのCEOであるラワン・アルデライビ氏は、アラブニュースの取材に対し、ファッションへの情熱を追求するために会社を辞めた後、サウジアラビアには中古品市場がほとんど存在しないことに気づいたと語った。

「さらに検討を重ねた結果、私は起業家インキュベーターに導かれ、さらにアイデアを練り、Darahというアイデアを思いつきました。循環型モデルで、まずは中古品の再販から始め、そのうちのいくつかをさらに創造的なものにアップサイクルし、人々がより個性的に感じられるように。そして、その品物は1点限りです」と彼女は語った。

Darahは衣類をキロ単位で買い取る。状態の良いものはそのまま販売し、多少のダメージや問題があるものはアップサイクルする。

このアイデアが功を奏し、同社は現在、リサイクルと現地生産の工場への事業拡大を計画している。

AMUSEDは、サウジアラビアで中古の高級品の売り手と買い手を結びつけるプラットフォームである。ファッションが世界で2番目に大きな汚染産業であることを認識しているAMUSEDは、ファッション文化を支配してきた「作る、使う、捨てる」というモデルから脱却し、より循環型の経済を作り出すことを目指している。

AMUSEDの共同創設者であるサラ・テイムーア氏は、アラブニュースに対し、「このビジネスを立ち上げるのに5年間の努力が必要でした。そして、私たち起業家がサステナビリティで評価されたことは、私たちの自信につながり、また、この賞がもたらす人脈、指導、機会も非常に貴重です」

「サウジアラビアにはファッションの分野で未開拓の分野があり、私たちは今、サステナビリティを念頭に置いてスタートを切りました。これは、当地のファッション業界にとって計り知れない価値があり、次世代への道筋をつけるものです」

3番目の受賞者であるAsteriは、アラブ女性向けに特別にデザインされた中東で最も急成長しているメイクアップブランドのひとつである。同社は、砂漠でも使用でき、清潔で、ビーガン対応の製品を誇りにしており、それらの製品は、持続可能で詰め替え可能なパッケージで提供されており、世界的な非営利団体B Labの認証を受けている。

委員会のCEOであるBurak Cakmak氏は、アラブニュースに対し、「受賞者全員について、地域密着型の取り組みという要素があることが分かりました。これは、選ばれたものがその地域で成功するかどうかを確認したい私たちにとって重要なことです」

「この3つのビジネスはすべてサウジアラビアの状況に非常に適しており、サウジアラビアのライフスタイルや文化、環境ともある程度関連しているが、同時にこの地域には存在しないもの、そして世界の他の地域では必ずしも見られないものをもたらしている」

3つの受賞者は1週間のパリ旅行を楽しみ、ケリングのサステナビリティチームとの特別な指導セッションに参加する機会を得る。

Cakmak氏は次のように付け加えた。「サウジアラビアは、ファッションやクリエイティビティに関して、多くの分野において市場として最大の成長機会があることを世界に証明したと思います」

「また、多くの機会も提供しています。ファッション委員会として、この数年間で、業界の潜在力や存在する才能、そしてこの国で事業を立ち上げる多くの新興企業を見てきました」

「私たちは、この旅路で私たちを助けてくれる適切なパートナーと協力し、成長と繁栄を遂げる経済に適切な視点と適切な支援をもたらすことができるよう、強く望んでいます」