
リヤド: ドナルド・トランプ米大統領は、サウジアラビアがロシアとウクライナの戦争解決に向けた協議を主催したことについて「素晴らしい仕事」をしたと述べ、リヤドでの協議を円滑に進めたサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に感謝した。
トランプ大統領は2日、3年前の今月始まったこの紛争は、自分が大統領であったなら始まらなかっただろうと述べた。
また、「私が大統領であったなら、勝つことも、始める必要も、始めることもなかった戦争に、3500億ドルを費やすことのないよう、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を説得した」と述べ、ウクライナが米国の関与なしに戦争を解決することは決してなかっただろうと付け加えた。
アメリカとロシアの高官は火曜日にリヤドで行われた会議に出席し、ウクライナの戦争終結に向けて動き始めた。会議にはサウジアラビアの高官も出席したが、ウクライナ側は出席しなかった。
トランプ大統領は、ゼレンスキー氏が望めばサウジの首都での話し合いに出席できたと述べた。
マルコ・ルビオ米国務長官によると、両者は、ワシントンとモスクワのそれぞれの大使館の人員を回復させること、ウクライナの和平交渉を支援するハイレベルチームを創設すること、より緊密な関係と経済協力を模索すること、という3つの目標を追求することで大筋合意したという。
トランプ大統領は、2月19日から21日にかけて開催されたFIIマイアミのイベント「PRIORITY」で演説し、停戦が早期に実現することを願っていると述べた。
大統領のスピーチは多岐にわたり、政府の無駄を省く努力、エネルギー生産の促進、外交政策目標などに触れた。
サウジアラビア公共投資基金のヤセル・アル・ルマイヤン総裁、政府の無駄を省くことを目的としたDOGEと呼ばれるアメリカ連邦政府の新組織の責任者であるイーロン・マスク氏、サウジアラビアの駐米大使リーマ・ビント・バンダル王女などが出席した。