






東京:サウジアラビアのガーズィー・ファイサル・ビンザグル駐日大使は、日本各地で開催されている「ミート・サウジアラビア・ツアー(Meet Saudi Arabia Tour)」の東京開催に出席した。このツアーは、「サウジアラビアが遠い国ではなく、すべての人にとって魅力的で身近な目的地であること」を伝えることを目的としている。
「ミート・サウジアラビア・ツアー」は、日本で2025年4月13日に開幕する「大阪・関西万博」におけるサウジアラビア館のプロモーション活動の一環として開催されている。
ビンザグル大使は、サウジアラビアの「豊かな文化と魅力的な歴史」を強調し、「これらの要素が日本の人々に特別な魅力を持つと信じています。私たちには、美しく、エキサイティングなものをたくさん紹介することができます。しかし、今回ご紹介するのは、サウジアラビアの過去、現在、そして未来のほんの一部です」とアラブニュースジャパンの取材に対して語った。同大使は「サウジアラビアの文化、伝統、そして私たちが今まさに進行中の非常に刺激的な変革の中での生活など、私たちの文化に触れ、感じていただけるものがたくさんあります。」とも語った。
ツアーでは、サウジアラビアのコーヒーとデーツ(ナツメヤシの実)のペアリング体験、伝統的なお菓子の調理デモンストレーション、サウジアラビアの伝統音楽や民族衣装の展示などを通して、サウジアラビアの文化を直接体験できる機会が提供されている。
ビンザグル大使は、大阪・関西万博について「開幕まで残りわずかです」と語り、「私たちはほぼ準備が完了し、あとは最終仕上げを残すのみです。2日前に会場を視察する機会がありましたが、最終的な仕上げが行われています。未来に向けたビジョンの一端をお見せできることを非常に楽しみにしています。ぜひ大阪にお越しください」と述べた。
サウジアラビア館の大きな魅力の一つは、その建物自体である。このパビリオンは「傑作」とも称されており、サウジアラビアの国家ビジョン「サウジ・ビジョン2030」に基づく過去から未来への変革、環境への配慮、そして伝統とテクノロジーが融合したデザインを象徴している。
ビンザグル大使は「この建物を見ていると、私たちの国サウジアラビアが今まさに進行している変革を感じることができます。しかし、私たちの焦点は現在だけでなく、サウジアラビアの約束された未来にもあります。私たちは人々に、サウジアラビアの可能性と未来の魅力を感じてもらいたいのです。大阪万博への参加をきっかけに、ぜひその先にあるサウジアラビア訪問まで考えていただければと思います」と述べた。
サウジアラビア館は「世界中の人々をサウジアラビアの中へと招待し、体験してもらう」というテーマを持っている。建物は、砂漠の環境と調和し、自然の要素から人々を守りつつも、同時に自然の美しさを讃える建築デザインが施されている。