
ドバイ: サウジアラビアとイラクは水曜日、リヤドで麻薬密売と密輸対策における協力強化の覚書に署名した。
サウジ国営通信によると、覚書は麻薬、向精神薬、化学前駆体の不正取引に取り組むための共同努力の概要を示している。
イラク通信は、協定には情報共有、技術訓練、早期警戒システム、共同予防・監視戦略の開発など幅広い協力策を網羅する17の主要条項が含まれていると報じた。また、両国が国境を越えた密輸に関連した深刻な問題に直面している国境での連携強化も強調されている。
協定は、サウジアラビアのアブドルアジーズ・ビン・ナイフ内務王子とイラクのサレハ・マハディ・アル・ハスナウィ保健大臣兼麻薬取締最高委員会委員長によって署名された。
調印式にはサフィア・アル=スハイル駐サウジアラビア・イラク大使も出席し、薬物関連犯罪の増加と公衆衛生や国家安全保障への影響に対する地域的な懸念が高まるなかでの調印となった。
イラク保健省は、この合意は、この地域で最も緊急な国境を越えた脅威のひとつに対処する上での両国の「二国間関係の深化と制度的統合」を反映したものであると述べた。