
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア政府が、ダーイシュを財政面で支援している個人・団体を6件、テロリズム・ブラックリストに追加したと、国営サウジ通信(SPA)が水曜日に報じた。
このリストは、Terrorist Financing Targeting Center (TFTC)のメンバーである米国と湾岸諸国との協議のもと、定められたものである。
Al-Haram Exchange、Tawasul Company、Al-Khalidi Exchangeなどの送金業者がこのリストに加えられた。
TFTCによると、これらの業者は、シリアに拠点をおくダーイシュの戦闘員たちを支援するための資金の送金において、重要な役割を果たしており、何十万ドルもの流動資産をダーイシュの指導者たちに提供してきた。
サウジ政府はまた、2017年にダーイシュからシニア・ファイナンシャル・ファシリテーターの役割を任されたAbd Al-Rahman Ali Husayn Al-Ahmad Al-Rawiをリストに加えた。
彼は、シリアへの送金・シリアからの送金に際し、このテロ組織に大きな便宜を取りはからった数名の個人の1人である。
これらの団体とAl-Rawiは、ダーイシュとその支部、その世界的な支持ネットワークにとって、財政と物流における重大な生命線となってきた。
アフガニスタンのある組織とその責任者は、ダーイシュのアフガニスタン部門の活動家たちを支援するために、慈善の名の下で資金を送金する便宜を図っており、このリストに加えられた。
Nejaat Social Welfare Organizationとその責任者Sayed Habib Ahmad Khanは、ダーイシュの重要なファイナンシャル・ファシリテーターとしてリストに加えられた。
2017年に設立されて以来、TFTCは今まで5回にわたって世界中の60以上の個人と団体をテロ支援者として共同で指定してきた。
これらの指定は、ダーイシュとその支部、アル=カーイダ、イランのイスラム革命防衛隊、レバノンのヒズボラとタリバンなどを含む、広範囲のテロ組織を対象としてきた。