
ラワン・ラドワン
エルサレム:独立した専門家たちによる委員会が、世界保健機関(WHO)のCOVID-19対応に関する調査および評価を委託された。
この委員会には、独立したメンバーとして選ばれたサウジ国籍のソラヤ・オベイド博士も参加する。
国連人口基金の元常任理事であるオベイドはアラブニュースに対し、「委員はそれぞれが持つ専門知識に基づいて選ばれた。彼らは世界的なパンデミック対応の実態に関する偏りのない分析を確実に提供するため、独立して作業を行う」と語った。
WHOが開始した「パンデミック準備対応独立委員会」は、パンデミックに対するこの健康機関の対応の公平かつ独立した評価の要請を受けて用意された。
委員会はパンデミックに対する予防、準備、および対応能力を向上させるための戦略も提言する。
全世界のコロナウィルス感染症(COVID-19)感染者例は2,670万人以上、ウィルス関連の死者は約880,000人が確認されており、世界は引き続きパンデミックとその影響に取り組んでいる。
委員会の共同議長を務めるエレン・ジョンソン・サーリーフ元リベリア大統領とヘレン・クラーク元ニュージーランド首相が木曜、11人の委員を発表した。
委員には、元政府高官や、国際機関のトップ、感染症から世界および国内健康政策まで幅広い専門知識を持つ保険専門家たちが含まれる。
その他の著名な委員には、世界エイズ・結核・マラリア対策基金の元事務局長マーク・ダイブル教授、かつて国境なき医師団を率いたカナダ人医師ジョアン・リュー博士、国際救済委員会委員長で元英国外務大臣のデイヴィッド・ミリバンド、元メキシコ大統領エルネスト・セディージョなどが顔を連ねる。
9月17日に委員会の初会合が開かれた後、WHO加盟国や保険専門家、エコノミスト、一般人を含む利害関係者から証言や見解を集めるものと見られる。
委員会は2021年5月の第74回世界保険総会に報告書を提出する予定だ。
委員たちは、感染大流行対応、国の保険制度管理運用、若者やコミュニティの関与におけるリーダーシップ、および国際的なシステムやプロセスに関する知識において有する専門知識に基づき、共同議長が独立して選定した。