
ラワン・ラドワン
ジッダ:新型コロナウイルスの世界的流行のために渡航制限が課されてから6カ月が経ち、サウジアラビア内務省は13日、国際便の運航停止を9月15日から一部解除すると発表した。
同国は、航空・陸上・海上輸送に対する全ての制限を来年「1月1日以降」解除する、と同省は発表した。具体的な日時は12月に発表される。
一方、ペルシア湾岸諸国市民および居住許可証「イカーマ」もしくは観光ビザを持つ、サウジアラビア人でない者は、48時間以内に受けた新型コロナウイルス検査で陰性であれば、9月15日からサウジアラビアに入国できる。
公務員や軍人、在外大使館職員、医療を必要とする人々など、その他の「例外的な区分」も9月15日から出入国が認められる。
奨学生や私費留学生、研究や研修のために他国への渡航が必要な医学特別研究員奨学金プログラムの研修生も例外として対象になるため、海外留学中のサウジアラビア人の若者は安堵のため息をつくことができる。
「博士号取得を目指して勉強を続けるため、ロックダウン中にオランダの大学から合格通知を受け取った後、私は希望を持ち続け、この発表が行われるのを待ちました」とジッダ在住のJawaher Abdulattifさんは語った。「このニュースは、控えめに言っても驚きですが、良いニュースです。ようやく飛行機の手配を始めることができ、勉強もきちんと始められます」
ロックダウンによって離ればなれになった家族も、国外にいる家族と一緒になるために渡航することができる。当局がそれらを人道的事例に含めたからだ。
国外居住が証明されたサウジアラビア人も渡航でき、ウムラ中止の解除に向けて、徐々に動きがあるだろう。