












ハラ・タシュカンディ
リヤド:アブドゥルアジーズ王世界文化センター(イスラ)は、サウジアラビアの90回目の建国記念日を、展覧会や借り物競争、高級料理を提供する期間限定レストラン、芸術的パフォーマンスなどで祝っている。
同センターは9月21日に建国記念日の祝賀を始め、この営みは9月26日まで続く。
イスラのコミュニケーション・パートナーシップ部門の責任者Rania Biltagi氏は、人々が今年、サウジが自分たちにとってどういう意味があるのかを自問してくれることを望んでいると述べた。
「これらのような、会話を弾ませ、会話に参加するために完璧に設置された、創造的で文化的な目的地として作られた組織の一員であることを誇りに思います」と同氏はアラブニュースに語った。「私たちの使命は、文化的好奇心をかき立て、知識を探求し、創造性を刺激することを伴い、それは、私たちが軽んじることのない仕事です」
「サウジは根本的、本質的に多文化的」がイスラの創設時からのモットーで、同センターは外に目を向けているように見えても、常に内を見ていた。
Biltagi氏は、イスラが行った、グローバル化がサウジアラビアの文化に与える影響に関する研究結果を共有した。
「文化的均質化に直面しても、サウジの遺産を保護・保存する必要があることが本研究で明らかになりました。しかしながら、サウジの人々が独特な国民性を大切にしつつ、現代性とグローバル化を受け入れようとし、それができていることも示されています。
イスラは「文化の王国」という展示会を作った。この展示会は来場者を、サウジアラビアの土地を巡る、最先端技術を用いた双方向の旅に連れて行き、サウジアラビア人に関する物語を聞かせる。工芸品や方言、慣習もフィーチャーする予定だ。
作家でサウジ遺産専門家のAli Ibrahim Moghawi氏は、「Flower Men」ブースの一員としてこの祝祭に参加できて光栄だと話した。
同氏はアラブニュースに対し、「石油が最初に発見された場所、サウジアラビアの進歩の中心を示す場所、私たちの遺産を尊重し、未来、過去、現在、サウジの全世代を支援するために最も大きな役割を果たしてきた場所で、私たちの偉大な国を代表するのは名誉なことです」と語った。
イスラは、サウジのバンド「Al-Farabi」の演奏会を予定しており、ピアニストのAbeer Balubaidや歌手のAmeen Farsiもフィーチャーされる。受賞歴のある詩人 Abdulatif Almubarakは、サウジ文明の祝祭に参加するミュージシャンらとともに、詩の夕べ「Aswat」を主催する予定だ。
同センターは、「Takya」という期間限定レストランを考案し、サウジの多国籍料理を出し、昔ながらの人気料理を現代風にアレンジし、サウジアラビアの高級料理を楽しむ経験を客に提供する予定だ。
イスラはまた、アル・コバールのAl-Ulaya地区にある古い農産物直売市場を改修
・改築し、活気を与え、芸術性を高める計画を発表した。屋根のあるスペースは改装中で、地元の農家が農産物を販売できる専用のアップグレードされたスペースに加え、芸術・音楽用エリアがフィーチャーされる予定だ。
イスラは、視覚的により魅力的にすると同時に、アートと創造性を直接コミュニティに持っていくために、市場でインスタレーションをキュレートする計画を立てている。
1日2回の祝賀会が予定されているが、スペースと参加できる人数は限られている。1回目は午後4時から午後7時30分まで、2回目は午後8時30分から午前0時までだ。
イベントおよび特別公演のチケットはイスラのウェブサイトで入手できる。