
リヤド: キングサウード大学(KSU)とアブドゥルアジズ王立科学技術都市(KACST)の科学者チームが、新型コロナウイルスの遺伝子変異に関する研究に参加した。
この研究は、新型コロナウイルスによる重篤かつ危険な症状を報告した人々の遺伝子配列を研究するために、80カ国および50の研究センターの協力の下で実施された。研究の結果は、科学雑誌「サイエンス」に掲載された。
KSU研究チームの責任者であるSaleh bin Zaid Al-Mohsen博士は、この研究は、659人の重症患者と534人の軽症患者が対象となったと話す。研究者らは、これらの患者が保持するウイルスの遺伝子配列を研究し、免疫学的実験を実施した。
Al-Mohsen氏は、研究者らは、危険な状態にある23人の患者から、13種の異なるウイルスの遺伝子変異を発見したと語った。
彼によると、この研究は、ウイルスに対する免疫反応を科学者がより効果的に研究し、ウイルスによって引き起こされる合併症を軽減するための治療法を発見するのに役立つ。KACSTチームの責任者であり、王女であるHaya bint Khalid bin Bandar博士は、この研究はさまざまなサウジアラビアの科学団体の共同努力の成果であると話した。
「科学研究の実施における協力は最終的に社会に利益をもたらし、この研究は新型コロナウイルスの治療法の発見に貢献するかもしれない」
SPA