


ザイナブ・コジ
ロンドン:サウジアラビアと世界銀行は10月21日、人工知能(AI)で世界をより良い場所にするためのコラボレーションを発表した。
このパートナーシップは、リヤドで開催されたグローバルAIサミットで発表され、経済大国と発展途上国が一緒になってAIを発展させることを目指している。
このパートナーシップは、AI関連の成果から得たサウジアラビアの専門知識と、デジタル経済のアジェンダを作成した世界銀行の経験を生かすことになる、とサミットでは述べられた。
このパートナーシップがAIに資金提供し、AIを活性化して発展させることは、サステナブルインパクトをもたらすために役立つだろう、と関係者が述べた。またこれは、貧困、病気、非識字に焦点を当てながら、AIイノヴェーション戦力も導くだろう。
Saudi Arabia and the World Bank announce "LEAVING NO ONE BEHIND" initiative to harness the potential of AI to support sustainable development goals#GlobalAISummithttps://t.co/fpCkFHbxTq pic.twitter.com/mPMOVzpBTW
— Global AI Summit (@globalaisummit) October 21, 2020
「私たちは誰もがAIにアクセスできることが、とても大切だと思っています。あらゆる国がAIを活用できて、AIを利用することから潜在的な恩恵を受けることができるようになるべきです」と、国立情報センターのエサム・アル・ワガイト所長は語った。
アル・ワガイト所長は世界銀行とのコラボレーションを「素晴らしい」と表現し、サウジビジョン2030の目標のほぼ70パーセントは、直接的あるいは間接的にAIと関連していると語った。
「私たちは他の国々を支援する上で、主導的役割を担いたいという強い思いがあるので…私はこのコラボレーションの成果が、たくさんの他の国々や発展途上国にとって有益なものなるだろうと思っています」と、同所長は語った。
「私たちはより良い社会づくりのために、こうした国々とその人々がAIを利用できるように支援することができると思っていいます」
世界銀行のインフラストラクチャー担当のマクタール・ディオップ副総裁も、このパートナーシップを称賛していた。
「現在の取り組みに、世界銀行が関われて、私は大変嬉しく思っています。なぜなら、クライアント国の中でも、AI活用に対する需要が高まりつつあるのを目にしているからであり、私たちのあらゆる取り組みの中でも、現在AIの活用が主流になってきているからです」と、マクタール・ディオップ副総裁は語った。