
モハメッド・アルキナニ
ジッダ: フーシ民兵組織とそのイラン人支援者たちが日曜、王国南部を標的にイエメンから発射された2度の攻撃でサウジ主導の連合軍が4機の爆弾搭載ドローンを迎撃したことを受け、非難した。
ドローンのうち3機がまず土曜に、4機目が日曜に破壊された。市民防衛隊の広報担当者モハメッド・アブドゥ・アルサイード大尉によれば、サラトアビダ行政区に落下した爆弾の破片で市民1人が怪我をし、5軒の家と3台の車が損害を被ったという。
イランは平和に向けた取り組みを弱体化するため、フーシに対する支援を徐々に強化していると、政治アナリストで国際関係学者であるハムダン・アルシェリ博士はアラブニュースに語った。
「彼らはフーシがサウジアラビアにおいて、できる限り全てのものを妨害してほしいと考えている。標的が人口の集中する地域であろうと石油施設であろうと、あるいは聖地であったとしても、関係ない。これが同地域に緊張を加えることになり、それがイランの取り組んでいること」
イラン人たちはフーシがサウジアラビアにおいて、できる限り全てのものを妨害してほしいと考えている。標的が人口の集中する地域であろうと石油施設であろうと、あるいは聖地であったとしても、関係ない。これが同地域に緊張を加えることになり、それがイランの取り組んでいることである。
政治アナリストで国際関係学者のハムダン・アルシェリ博士
アルシェリは、イエメンの状況は合法的な政府が同国に戻り、安全保障理事会決議2216が実行され、フーシ民兵組織が排除されない限り変わらないだろうと述べた。
「それらのことなしには、イエメンの危機は終わらないし、地域全体に緊張状態が残るだろう」
フーシは軍施設と民間人居住地を区別していないと、彼は言う。
「彼らの目的は、手の届くサウジアラビアの場所全てに損害を与えること。最近試みられた人口集中地域への攻撃は今に始まったことではない」
「また、空港や一部のアラムコ石油施設も標的にしてきた。もしアラムコへの攻撃が阻止されていなければ、損害は東部地域全体に影響を及ぼしただろう。また、巡礼者や礼拝者たちが儀式を行っているメッカも標的にしようとした」
「彼らは気にしない。革命防衛隊が大モスクで行ったことを思い出せば、フーシがサウジアラビアのあらゆるものを破壊しようとしていることも不思議ではないことに気づくだろう。不思議なのは、起こっていることに対する世界の沈黙である」