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リヤド:サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン外相は月曜日、GCC諸国外相会議と中国の王毅外相との合同会議に参加したとサウジ通信が報じた。
議論の焦点は、GCC諸国と中国との共同関係、およびそれを強化し発展させる方法であった。
中国はGCCの最大の貿易相手国の1つであり、貿易額は2001年の約163億ドルから2018年には約1,677億ドルへと10倍に急増しており、また戦略的協力とパートナーシップを促進する中国・湾岸協力会議自由貿易協定に署名している。
UAEのアブドゥッラー・ビン・ザイード外務・国際協力相が会議の議長を務めた。
「我々は今日、社会と若者、女性のエンパワーメント、環境と気候の分野で協力するための枠組みを作ることに加え、教育、人工知能、産業、健康、農業と食糧、人間開発などさまざまな分野での一層の協力を期待して会合を開きました」、と同氏は語った。
また、「我々は、北京のグローバル経済に占める立場や国連安全保障理事会の常任理事国としての外交上の重要な役割に基づき、中国が効果的な地域的および国際的影響力を持つ立場にあることを認識しているので、GCCは相互尊重と共通の利益の上に地域的および国際的関係を構築することに強い関心を持っています」と付け加えた。
すべての側が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延を押さえ、コントロールするために団結して戦い、協力を強化すべきであること、そして有効なワクチンの開発について協力することの重要性に合意した。
イエメンについて、アブドゥッラー・ビン・ザイード氏は、リヤド協定およびイエメン政府と暫定評議会の間でその実施を加速することの重要性を強調したと語った。
同氏はまた、イエメンの政治的解決に向けた道を開く停戦合意に到達するための国連のマーティン・グリフィス特使の努力を支持すると述べ、国際社会は「イエメンと地域の国々の安全を標的としたイランの武器のフーシ派への流れに終止符を打たなければならない」と付け加えた。
また会議では、地域の政治・安全保障の進展、世界的なテロ対策の取り組みに加え、パレスチナ・イスラエル紛争、イランとリビアの状況など、共通の関心事である地域的および国際的な問題にも焦点が当てられた。
会議は、安全保障と平和が直面する課題に対抗するための調整の重要性について意見が一致した。