
ラシード・ハッサン
リヤド:「今年のG20サミットでは、2020年は女性の社会進出にとって節目の年であることが強調されている」とEmpowerの代表であるラニア・ナシャール氏は水曜日に述べた。
女性のエンパワーメントと経済参画促進(Empower)アライアンスは、2019年のG20大阪サミットで民間部門における女性の社会進出を促進するために発足した。
「サウジアラビアがG20の議長国を務める期間における、Empowerアライアンスの成果」と題したセッションでナシャール氏は、議長国のサウジアラビアが今年4月にEmpowerの第1回会合を開催し、メンバーを歓迎し、女性のエンパワーメントへの強い支持を表明したと述べた。
Empowerは、女性の指導的地位への就任を促進するための4つの会合を企画運営した。
「私たちは経済協力開発機構(OECD)や国際労働機関(ILO)と協力してきました」とナシャール氏は語った。
「また、女性が指導的地位に就く機会を提供するために、世界的に影響のある企業に協力を求めてきました」
「男女平等と女性のエンパワーメントのための節目の年となりました。共にこの分野で変化を生み出し、男女平等を確保するためにEmpowerを支援していきましょう」と述べた。
Empowerは今年、重点を置く分野を明確にし、メンバーの動きを活性化するためのアクションプランを策定した。また世界的な調査と関連データのまとめを行い、政策への提案を行う予定だ。
G20メンバーと緊密に協力し、Empowerは今週末に開催されるG20サミットに報告書を提出する。
ナシャール氏は女性のエンパワーメントをアジェンダの中心に据えたサウジアラビア議長団を称賛し、この問題はG20のその他様々な議題の中で議論されていると述べた。
ナシャール氏は、男女間の社会経済的不平等に対処することは「21世紀における機会の実現をすべての人のために」というテーマのもとでサウジアラビア議長団が目指す、エンパワーメントの重要な要素であると述べた。