
Mohammed Al-Kinani
リヤド:水曜日、G20の教育ワーキング・グループのアブドラフマン・アリ・アルアムリ議長は、教育が持続的な発展に置いて重要な役割を果たしていると再度明言した。
また、危機的状況下での教育の継続についての話し合いの際、サルマン・サウジアラビア国王、モハメド・ビン・サルマン皇太子、ハマド・アル・アシェイク教育大臣に対して、G20の主要議題として教育が取り上げられるように尽力してくれたことを彼は感謝した。
「ご存じの通り、当初教育は、2018年にアルゼンチン主催で行われたG20の主要議題として非常に注目されていました。しかし、2019年に大阪で行われた日本主催のG20サミットでは、主要議題にはなりませんでした」と、アルアムリ氏は述べた。「G20のサウジアラビアの事務局が、G20の主要議題にするよう努力してくれたことに感謝します。」
そして、それは環境、社会および経済の持続的発展に於けるすべての面において、非常に重要だと付け加えた。
教育ワーキング・グループが今年行った働きを強調し、アルアムリ氏はそれには3つの主要優先事項があると語った。
「私たちは、まず2つのことから始めました」と彼は言う。「私たちの優先事項を決定するために、教育省として、サウジアラビアの20の事務局と国際機関と共に、国際的に関心を持たれている教育のトピックをリストアップしました。」このリストを絞り込み、「2つの、ともに私たちが重要で時宜を得ていると考える主要優先事項を選びました」と彼は付け加えた。
1つ目は、国際競争力と21世紀に必要とされる技術を習得するための基礎としての早期児童教育の重要性である。
「この優先事項に関して、従属する2つの優先事項が決定されました」とアルアムリ氏は述べた。「1つ目は早期児童教育の機会の公平性を促進すること。2つ目は早期児童教育におけるテクノロジーの影響の研究を行うことです。」
2つ目の主要優先事項は、国際協調に柔軟性を持たせるために、教育制度のすべて段階において、異文化の要素を取り入れる国際化であった。これにも、従属する優先事項が決定された。
「1つ目は、学習環境の国際化を促進するために国際的な協力を呼び掛けることでした」とアルアムリ氏は語った。「2つ目は教育の国際化を進めるために協力をすることでした。」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の出現による世界的な健康危機により、学校の閉鎖や遠隔学習の導入が行われるなか、教育省では、ワーキング・グループに課題の発見と、サウジアラビアの事務局へのさらなる優先事項の提案を求めた。
「危機的状況下でのコミュニティでの教育が3つ目の主要優先事項として加えられました」とアルアムリ氏は述べた。「これには、さらなる危機にも対応できるような、持久力のある教育制度の構築が含まれます。」
彼は、早期児童教育におけるテクノロジーの使用についての研究成果が、遠隔学習にも応用できるかの研究も行われたと付け加えた。
「感染の拡大により、研究は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行期間の遠隔学習と同様に、教育におけるデジタル・テクノロジーの使用と児童の発達に焦点があてられました。」
サウジアラビアは今年のG20議長国で、G20首脳会議はリヤドで11月21日と22日に行われる。