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リヤド—- モハンムド・ビン・サルマーン王太子は、サウジアラビアはG20の開催で、さらに強く、持続可能な世界の実現に貢献したと話した。
リヤドで開催されたG20サミットの最終日に、王太子は、王国が「公正かつ利用可能な方法で」COVID-19のワクチンと治療を提供するために、国際的な努力を引き続き支援していくと話した。
「このパンデミックには国境はありません」と王太子は述べた。「すべての国に広がり、この地球上に住む誰もが直接的・間接的に影響を受けました。このような状況により、G20は重要な役割を果たすことが必要になりました。」
王太子は、王国での開催中にG20の首脳が2度、会合を持ったと述べた—- G20が始まって以来、初めてのことだ。
COVID-19が世界に広がる中、3月の特別会議では、世界的な回復の基礎とするため、「これまでにない対策と協力的な行動」が採択されたと王太子は話した。
今年のサミットの議長であるサルマーン王に代わり、王太子は、王国の開催全体を支えた各国首脳、国際組織、ビジネスコミュニティ、市民協会に感謝した。
「私たちは今日、サウジアラビアがG20開催の名誉にあずかり、責任を担う例外的な年の終わりにいます」と王太子は述べた。「年初以来、私たちは、人々のエンパワーメント、地球の保護、新しいフロンティアの形成などの主題をはじめとして『すべての人のために21世紀の機会を実現する』目標を掲げました。」
王太子は、パンデミックを鑑み、これらの主題は今やかつてないほど、いっそう重要になったと言い添えた。
サウジアラビアはCOVID-19のアウトブレーク後にG20加盟国が約束した210億ドルに5億ドルを提供した
王太子は、G20加盟国はビジネスを支援し、個人の生活を守るために、世界経済に11兆ドル以上を投入したと話した。
G20加盟国は脆弱な新興国または低収入の国々に緊急支援を行い、14兆ドル以上の負債救済という形でパンデミックとの闘いに力添えをした。
さらに、G20は、コロナウイルスのパンデミックとは別に、炭素放出を削減し、クリーンで現実的、かつ、より持続可能なエネルギーの確保のための政策を承認した。
王太子の話によれば、G20は〈世界貿易機構(WTO)の未来に向けたリヤドのイニシアチブ〉を採択した。これは、「質の高い教育と金融包摂による女性と若者のエンパワーメントに向けた努力」に加え、貿易改革に向けた支援を提供する。
「この試練の年にG20を開催することは大変な挑戦ですが、極めて名誉なことでした」と王太子は述べた。