• サウジ首都の最新砂漠名所では、ライブエンターテイメントやショッピング、国際的な高級料理店を楽しめる

ハラ・タシュカンディ

リヤド：待望のリヤド・オアシス、4月12日日曜日から顧客へのサービスを開始する。

リヤド・オアシスは、王国内陸の砂漠地帯で開催される高級エンターテイメントプロジェクトだ。Seven Experience、オーディオビデオ企業のRotanaと協力し、娯楽庁（General Entertainment Authority：GEA）およびイベントとアクティビティ企画の国際企業（International Company for Organizing Events and Activities）が出資する。

サウジ王室法廷アドバイザー兼GEA議長のトルキー・アラルシーク氏は、ツイッターで開業日を発表。「日曜に会いましょう。想像を超える体験になるはずです！」とフォロワーに告げた。

リヤド・オアシスは、「リヤドの美しい黄金砂漠に立つ、テイラーメードの五つ星サンクチュアリ」と言われている。エンターテイメントを提供し、訪問客は友人や家族と敷地内を探索し、食事や遊びを楽しみ、記念日を祝ったりキャンプしたりできる。

アル・アンマリヤーとディルイーヤの間、リヤド近郊の美しい砂漠地域で、オアシス風景に現代ラグジュアリーが融合される。

多国籍音楽やライブパフォーマンスと共にこのアオシスがサウジ国民へ提供するのは、国内の豊かな文化、生のエンターテイメント、そして高級料理を体験できる機会だ。

その他、ショッピングエリアには香水メーカーのTolat Etr、高級ジュエリー店のCardial、地域の家庭用品店Papillonといったブランドが出店している。

そしてオアシスには、「グラマラス（華やかな）・キャンプ」を意味する「グランプス」も用意されている。リビングルーム、ダイニングエリア、ラグジュアリーバスルームで構成された滞在施設だ。最大8人を収容することができ、現代的な空間に一際魅力的な内装が施されている。グランプスでは宿泊はできないが、オアシスは平日午後3時から午前3時まで、週末には午後1時から午前3時まで利用可能だ。

受賞歴のある国際的な料理も魅力のひとつだ。日本料理店のZuma、ラテンアメリカ・フュージョン・レストランのAmazonico、エミレーツ・アラビック・レストランのNinive、ギリシャのシーフード・レストランNammosといった有名店のポップアップが予定されている。

それらレストランやグランプスへは、The Chefzアプリを使って予約することができる。レストラン予約の平均予算は500サウジ・リヤル（130ドル）から860サウジ・リヤル、一方でグランプスの料金はおよそ13,000サウジ・リヤルだ。

リヤド在住のマハ・アブダルマジード氏は、開業のニュース発表後「ほぼすぐに」Zumaへ予約を入れた、とアラブニュースに述べた。

「Zumaが大好きで、ドバイ店とニューヨーク店の両方に行ったことがあります。COVID-19の影響で旅行ができなくなっていますから、ポップアップがとても楽しみです」と彼女は語った。

「リヤド・シーズンとジッダ・シーズン中、Nusr-EtやCoyaなど他店のポップアップを訪れたことがあります。ですからリヤド・オアシスのポップアップも、同じように素晴らしく、楽しめるものになると期待しています。」

サラ・アルガムディ氏は、故郷のアル・コバールからリヤドまでの旅行を計画している。少なくとも1つのレストランに予約するだろう、と彼女はアラブニュースへ告げた。

「どの店舗へも行ったことはないので、どれに挑戦すればいいのか迷っています。でも最低1つは、ぜひ訪れてみたいですね。」

海外旅行ができないこの時期、エンターテイメントを提供して国民を幸せにしようという王国の努力に感謝している、とアルガムディ氏は述べた。

「私の家族は、毎年この時期になると海外へ旅行するのが常になっていました。それができない今年、みんながっかりしていたんです。海外へ行かなくても、旅行して新しい体験ができるのは嬉しいことです。それに、国内旅行の良さを認識するようにもなりました。地元でできることはなく、魅力的なものは海外でしか見つからない、と思い込むことは簡単ですからね。」と彼女は述べた。