
ラッシード・ハサン
リヤド:ドバイをはじめとする地域のハブ空港から、サウジアラビアに戻ろうとしている外国人労働者たちは、方向転換し、帰国せざるを得ないかもしれない。
アブダビのインド大使館が、王国とクウェートに向かう途中で、UAEで足止めを食らった自国民に、インドへ戻るように助言した声明がこの前に出されている。
運航休止のために、多くの外国人たちが数週間UAEで足止めを食らっており、サウジアラビアに辿り着くためのその他の選択肢を必死で探している。
王国は2月3日から、新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めるために、20カ国から入国を一時的に停止した。この入国停止の例外としては、外交官・医療従事者とその家族が挙げられる。
王国の入国停止リストに入っている国々は、UAE、エジプト、レバノン、トルコ、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、アイルランド、ポルトガル、スイス、スウェーデン、ブラジル、南アフリカ、インド、インドネシア、パキスタン、日本だ。
この入国停止は、予定された王国への訪問の14日前に、この20カ国のいずれかで乗り継いだ旅行者にも適用される。
サウジアラビアに戻る外国人たちは、王国への直行便がない国々からの乗り継ぎで、大抵ドバイを利用しており、もはや利用できなくなった。
インド東部のビハール州出身の2人の外国人、アブドゥル・マジード・サリムさんとクリシャン・モハンさんは、18日間ドバイにいて、乗り継ぎを探す状態が続いているとアラブニュースに語った。
アル・コバールのインターナショナル・チャネル・センター・エレクトロニクス・サービス株式会社で働く2人は、約6カ月前に休暇で帰国していた。
現在2人は、サウジアラビアに辿り着くために、他の航空便で行く選択肢を検討している。
「運航停止が発表されたとき、私たちは14日間の強制検疫をほぼ終えて、王国に戻るところでした。この渡航停止によって、私たちはドバイで足止めを食らっているのです」と、2人は語った。
「私たちはクウェート、カタール、オマーン、バーレーン経由でサウジアラビアに入国できる他の便を探しています。私たちの会社は全面的に支援してくれており、他の利用できるルートを検討するように、私たちに助言しました」
リヤドの旅行会社で管理者を務めるモハマド・アスラム・ジャミル氏は、次のように語った。「この渡航停止は、戻って来る外国人、とりわけ、15日間の短期滞在で、ドバイ経由でインドから戻って来る外国人に影響を与えています。要望に基づいて、私たちは受け入れており、人々は今やバーレーン経由にルート変更しています」
この渡航の一時停止が発表されたのは、イギリス、南アフリカ、ブラジルで初めて発見された新たな変異種による感染者数が世界的に急増した後だ。