


アラブニュース
リヤド: サウジアラビアは、ヨルダンと「完全に連帯」しており、同国の安全と安定を維持するためにアブドゥッラー2世と皇太子が行ったすべての決定と措置を支持することを強く示した。
この発言は、サルマン国王が議長を務める週次閣僚会議の後に行われたもので、サルマン国王は金曜日にヨルダン国王と会談し、同様メッセージを伝えている。
会議の冒頭、サルマン国王は、先日発表された「中東グリーン・イニシアティブ」と、その環境目標を地域や世界で達成するために必要な作業について、この数日間に王国と多くの国との間で行われた協議や会談について内閣に報告した。
内閣はまた、水曜日に行われたムハンマド・ビン・サルマン皇太子とイラクのムスタファ・アル・カディミ首相との会談の結果についても報告を受け、双方は最適な投資を可能にするために協力を深め、統合を強化し、地域の安全と安定の強化に貢献することで合意したことを確認した。
内閣は更に、エジプトとスーダンがかかわる大エチオピア再生ダム問題の終結とナイル川流域のすべての国の権利を保持する公正で拘束力のある協定の締結に貢献するあらゆる努力に対するサウジアラビアの支援を再確認した。
内閣はまた、第5回ブリュッセル会合での「シリアと地域の将来を支援する」というサウジアラビアの呼びかけを繰り返し、危機を長引かせ、複雑化させるイランの宗派主義的なプロジェクトの中止、その撤退とそれに伴うすべての関連勢力、同国のアラブ人としてのアイデンティティを変えることを目的とした犯罪行為の停止、そしてあらゆる形態のテロ組織との戦いの重要性を追求した。
内閣はまた、イエメンの発電所運営に対するサウジアラビアの支援金の供与は、「イエメン政府への支援であり、国民の苦しみの軽減、恒久的な平和の達成と安全と安定の確立のための努力の継続として」行われると述べた。
国内問題に目を向けると、皇太子が打ち出した新しいシャリークプログラムが、「政府と民間の協力とパートナーシップの新たな段階を確立する」ものであり、国民経済への持続的な成長への貢献を促進するものであると評議会は述べた。
また、ラマダン期間中に二聖モスクの守護者(Two Holy Mosques) に巡礼者を迎えるための準備と段取りを確認した。
閣僚会議はまた、エネルギー相またはその代理人が、エネルギー分野におけるサウジアラビアのエネルギー省とシンガポールの貿易産業省との間の覚書の草案について、シンガポールと交渉することを承認した。
閣僚たちは、サウジアラビア政府とアラブ銀行連合との間で交わされた、同連合のサウジアラビアにおける地域事務所設立に関する合意を承認し、バンク・ミスルのサウジアラビアにおける支店開設許可も承認した。
閣僚たちはまた、全国的な予防接種キャンペーンの統計やデータを含むコロナウイルスのパンデミックに関する最新の動向と、「公衆衛生を維持し、包括的な免疫社会の構築」に向けた関係当局の取り組みを確認した。