

ディーマ・アル・クデア
ジッダ:コロナウィルスパンデミックの中、サウジアラビア人の社交行事への参加が70%以上減少したことが、新たな世論調査で明らかになった。
この結果は、サウジ世論調査センターがランダムに選んだ18才以上の1,190人に対してラマダン中に行った、最新の電話調査の一部である。
またサウジ人は、親戚の訪問を46%、友人の訪問を54%減らしたことも、同センターが明らかにした。ラマダン中、42%の人々が通常レベルの運動を続け、39%の回答者がテレビを見る時間が減ったと答えた。
さらに調査結果によれば、携帯電話の使用が39%増加し、52%の人々がその他の娯楽活動に時間を費やしたことも明らかになった。
ジェッダの病院の管理監督者アルワ・ミーア氏はアラブニュースに対し、職場環境の性質上、社交を減らしたと述べた。
「最近のラマダンでは、COVID-19による夜間外出禁止令とロックダウンの間、ずっと働いていた。たとえ時間があったとしても、誰にも会っていなかったと思う。COVID-19感染者と絶え間なく接触していたから。それが、誰かに会うことを控えてきた理由」と、ミーア氏はアラブニュースに話した。
しかし、今年も同じような状況になったと、彼女は言う。「病院で働き続けているため、COVID-19感染者にさらされる可能性がある。感染した同僚たちもいるため、懇親会や訪問をさらに控えるようになった。家族と一緒に家にいる時でさえ、もし自分が保菌者だった場合に誰かに感染させてしまわないように、できる限り家族との物理的接触を避けるようにしている」
友人の訪問についても変化があったか尋ねると、この監督者は、パンデミックにより自分の「社交を抑える」ようにならざるを得ないと話した。
そして次のように付け加えた:「実際、パンデミックにより私たちは皆、少し社交的ではなくなっている。最後に友だちと会ってから、もうずいぶん経った。たぶん、月に一度くらいしか会わない。今回のラマダンでは、イフタールでもスフールでも友だちと全く会わなかった」
同じ心情を共有するジェッダ出身のタラル・アル・シャンマリ氏(28才)は、現在の状況下で家族の訪問が減るのは「当然のこと」と話した。
「そもそも、感染するような状況に置かれることを誰も望んでいない。誰もが自分のことよりも家族のことを心配している」と、彼はアラブニュースに語った。「親戚や友人、特に高齢者や免疫力の低い人、子どもたちに害を与えたいと思う人はいないでしょう」
この調査によれば、ラマダン中のオンラインショッピングはそれまでのレベルと比較した場合、影響がなかったことも分かった。
一方、68%の人々が、ラマダン中の高いレベルの広告量が購買意思決定に影響を与えることはなかったと報告した。「別の驚くべき結果は、大多数(79%)がラマダン中にレストランで食事しようとしなかったこと」と、調査は言及している。
他の結果からは、ラマダン中に睡眠時間が増えた人はわずか25%だった一方で、調査対象者の大多数がラマダン中も「生活スタイルは大きく変わらなかった」と述べていることが明らかになった。
また調査では、58%の人々がラマダン中、自分の気分や感情の変化に気づかなかったことも分かった。
81%の人々が 仕事上の規律を変えず、79%が同じ労働時間だった。
サウジ世論調査センターは、人的資源・社会開発省と商務省の認可する非営利団体である。