


ジェッダ:サウジアラビアの文化担当大臣バドル・ビン・アブドル・ビン・ファルハーン王子は21日、第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展に王国のパビリオンを開設した。
国際建築展の総合テーマは「いかにして共生するか?(How will we live together?)」であり、ヴェネチアのジャルディーニ地区、アルセナーレ地区、そしてフォルテ・マルゲーラ地区で開催される。主催者によると、国際建築展は2021年5月21日から2021年11月21日まで一般公開されるという。
関係46カ国から110の参加が見込まれているが、国際展覧会のプログラムにはサウジアラビア、エジプト、クウェート、レバノン、パキスタン、トルコ、そしてアラブ首長国連邦のパビリオンが含まれる。
王国のパビリオンはアルセナーレ地区に設置され、そのテーマは「調和」である。キュレーターはウズマ リズジ氏とムルタザ バリ氏である。
21日の開設セレモニーは建築・デザイン委員会によって企画され、イタリアに駐在するサウジアラビア大使ファイサル・ビン・サタム・ビン・アブドルアジーズ王子、ヴェネチア・ビエンナーレ会長ロベルト・チクット氏、建築・デザイン委員会CEO スマイエ・アル・スレイマン氏が、王国と世界各地の多数の文化職員とともに出席した。
スピーチの中で、バドル王子は、サウジのパビリオンは「建築芸術における私たちの古来の伝統と将来へのビジョンの収斂を反映しており、まさしく私たちの文化遺産の細部にわたるその特有の多様性と美しさを示している、感動的な作品がある」と述べた。
彼はまた、「COVID-19パンデミックのこの困難な時期にはなおさら、対話の機会を創出し、知覚を覚醒し、コミュニケーションの新たな領野を開拓すること」において芸術が極めて重要な役割を果たすことに言及した。
バドル王子はそこで、王国とイタリア間の際立った文化交流を称賛した。
「昨年はG20のサポートを受けて、両国ともにG20のアジェンダ上に文化を置くことに初めて成功した」と彼は述べた。
「今年は、イタリアが議長国を務める、G20の文化的な道筋を経て、私たちはイタリアに全面的な支援を提供し、今後も提供し続ける。また、イタリアの友との文化協力のための新たな機会を歓迎する」
SPA