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メッカの大モスク:イスラム世界で最も神聖な地

最終段階では王国の外からの巡礼者や礼拝者がウムラを行えるようにドアが開かれ、モスクは収容量の100%が満たされることになった。(写真/シャッターストック)
最終段階では王国の外からの巡礼者や礼拝者がウムラを行えるようにドアが開かれ、モスクは収容量の100%が満たされることになった。(写真/シャッターストック)
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18 Jul 2021 04:07:25 GMT9
18 Jul 2021 04:07:25 GMT9
  • 大モスクには、カアバ、黒石、ザムザムの井戸、イブラーヒームの御立ち処、そしてサファーとマルワを含む重要な構造物がある

アラブニュース

メッカ:大モスクとして呼ばれるマスジド・ハラームはイスラム世界で最も神聖な地であり、サウジアラビアにあるメッカの街の中心に位置している。

大モスクは、ハッジ巡礼の重要な部分である。可能であれば全てのイスラム教徒は、1年の特定の時期に、人生で少なくとも一度これを実践しなければならない。巡礼は、1年のうちどの時期に行っても構わないウムラの形態を取ることもできる。

大モスクには、カアバ、黒石、ザムザムの井戸、イブラーヒームの御立ち処、そしてサファーとマルワを含む重要な構造物がある。そして13のミナレットがあり、大モスクは最多のミナレット数を誇るモスクとなっている。

巡礼者や来場者の収容可能人数を増やそうと、大モスクを拡張するための数多くの改装がこれまでに実施されてきた。その多くは、王国の創立以前に行われたものだ。そして王国創立後には、3つの主な拡張工事が発生している。

サウード朝における第1回の拡張計画は、1955年から1973年にかけて実施された。4つのミナレットが増設され、天井が新たに備え付けられ、床は人工石と大理石で交換された。そしてマスアー廊が、屋根付きの通路によってモスクの一部として接続された。

2度目の拡張が行われたのは1982年から1988年にかけて、ファハド国王の下でのことだ。彼は、屋外の礼拝エリア、そしてキング・ファハド・ゲートから入場できる新しい棟をモスクへ増設した。1988年から2005年の拡張工事に含まれたのは、さらに18のゲートとそれぞれのゲートの向かいに3つのドーム、そして500本近い大理石の柱、床暖房、空調設備、エスカレーター、排水設備の設置だ。

3度目の主な拡張工事は、アブドゥッラー王の統治下で実施された。王は2008年、拡張工事がモスクの北と北西へ、30万平方メートルに及ぶ土地収用を要することになるだろうと発表した。2011年に発表されたより詳細な収用計画では40万平方メートルが対象とされ、完了後には、モスクの収容可能人数が77万人から250万人以上の巡拝者へ増加することが見込まれた。

2015年7月、サルマン国王はキング・アブドゥッラー拡張プロジェクトの一環として、45万6000平方メートルを対象とした5つの大規模プロジェクトへ着手した。このプロジェクトを請け負ったのは、サウディ・ビンラディン・グループだ。

大モスクが夜間の閉館を史上初めて開始したのは、新型コロナウイルスの大流行後、2020年3月5日のことだ。巡礼者には、制限され限られた時間のみの礼拝が許されるようになった。そして2020年10月4日、3段階に分けて徐々にウムラが再開された。

第1段階では、巡礼はサウジ国民と王国内からのエクスパットに限定された。これによって満たされたのは、モスクの収容量の30%のみだ。たった6000人の礼拝者が、マスクを着けてソーシャルディスタンスを維持しながらウムラを行い、祈ることを許された。

第2段階でも、対象は収容量の75%を満たす国内の人々に限定された。大モスクへの入場を許可されたのは、1日当たり1万5000人の巡礼者と4万人の礼拝者だ。

最終段階では、王国の外からの巡礼者や礼拝者がウムラを行えるようにドアが開かれ、モスクは収容量の100%が満たされることになった。1日に2万人の巡礼者、6万人の礼拝者、そして1万9500人の来場者が、予防措置を取った上でのモスクへの入場を許可された。

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