
ラシッド・ハッサン
リヤド:サウジアラビアの紅海沿岸が最も人気のある観光地となっている。海洋生物が多く生息する海、素晴らしい景色、海水浴場やダイビングスポットなど、夏にぴったりの旅行先として注目されている。
海岸沿いには、ダイビングや海水浴に最適なスポットがいくつもあり、北側のエリアでは難破船を見ることができる。南側には多くの動植物が生息する島があり、マングローブや浅瀬のサンゴ礁に生息するマンタやサメなどの生物と出会うことができる。
サウジアラビアは気候が温暖なため、海岸沿いでは一年を通して美しい海でのダイビングや海水浴を楽しむことができ、国内の多くの人々を魅了している。
紅海沿岸の様々な都市や町を訪れたことのあるジェッダ在住のインド人駐在員、ファルザヌル・ハークさんはアラブニュースに次のように語ってくれた。「この海には様々な美しい色をしたサンゴ礁や、海洋生物たちがいて、また一年中水温が暖かいところが気に入っています。」「2017年に移り住んで以来、家族とともに充実した時間を過ごしながら、ウムルジ、ヤンブー、ツワルなどの海辺の都市を訪れるようになりました。週末はたいていコーニッシュで過ごし、長い休暇の際は他の沿岸の、町を訪れ、海水浴を楽しんでいます。」
スキューバダイビングを楽しむ人々は、紅海で様々な海洋生物を見ることができるのみならず、100年以上前に沈没したイギリス船「Iona(アイオナ)」をはじめ、全体がサンゴや海藻で覆われたギリシャ船や中国船など、歴史的な難破船を探索することもできる。
セブンシスターズは、その構成と鮮やかな色で知られるサンゴ礁の群れだ。ダイビングセンターが提供する高性能カメラで、写真を撮るのに夢中になる人も多い。
また、海水浴やダイビングだけでなく、現地のシーフードレストランでは、その日にとれた新鮮な魚を使った様々な料理を楽しむことができる。
「紅海でとれるような魚は、ここ以外では見つけることができないでしょう。」と語るのは、民間企業に勤めながら漁師をし、週末には実家のレストランに新鮮な魚を提供しているカリッド・ ガルートさんだ。「ツワルの道路脇ある私の実家のレストランには、国内や海外から旅行客が訪れ、通われます。ここの人たちは皆、魚のことをよく知っていて、いつ釣ればいいのか、どのように調理すればいいのかわかっているのです。」とアラブニュースに対し語った。