
モハメド・アル・キナニ
ジェッダ:火曜日、サウジアラビアは20カ国の外国人居住者に対する直接入国の禁止措置を解除した。この措置は、新型コロナウイルスの蔓延を抑制するために2月に決定されていた。
外務省領事局は、今回の決定は、母国への出発に先立ってサウジアラビアでワクチン接種を完了した外国人居住者にのみ適用されると発表した。
サウジアラビア国民、外国の外交官、医療従事者、およびその家族は入国禁止措置の対象外となっていた。
この発表は、火曜日にサウジアラビアで新たに7人の新型コロナウイルス関連死が記録され、累計の死者数が8,497人に増えたタイミングで行われた。
王国へ戻ることを希望する外国人居住者は、すべての健康対策を実施して、感染していないことを保証する必要があると、領事局は付け加えた。
イギリス、南アフリカ、ブラジルで検出された変異株絡みの感染者数の世界的な急増と、世界中で展開されているワクチンがそれら変異株に対して効果が低い可能性があるという恐れから、直接入国の禁止は課された。
アラブ首長国連邦、エジプト、レバノン、トルコ、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、アイルランド、ポルトガル、スイス、スウェーデン、ブラジル、アルゼンチン、南アフリカ、インド、インドネシア、パキスタン、日本がその対象となっていた。
また、この禁止措置は、王国訪問予定の直前14日以内に20か国のいずれかを通過した渡航者にも適用されていた。
多くの渡航者は、サウジアラビアへの直行便がない国からの乗り継ぎハブとしてドバイを使っており、禁止措置が発効した後、このオプションは利用できなくなった。2月に出された禁止措置に加えて、サウジアラビアの保健当局は、国民が社会的距離の確保や大規模な集会の禁止に関する規制を無視し続けた場合には、ウイルスの拡散を抑制するために、より厳しい措置が必要になると警告した。
世界保健機関が新型コロナウイルスのパンデミック宣言をした2週間後の2020年3月14日に、王国を行き来する航空便の運航が初めて停止された。
空路、陸路、海路によるサウジアラビアへの入国は1月3日に再開された。
保健省は、過去24時間に王国内で353人の新規感染が報告されたことを認め、これまでに542,707人がこの感染症にかかったことになる。
感染者総数のうち、4,377人は現在も感染中で、1,108人が重症となっている。
保健省によると、新規感染者は首都リヤドの72人が最も多く、続いてメッカが66人、東部州が41人、ジーザーンが34人、アスィールが30人であった。
保健省はまた、456人の患者が新型コロナウイルスから回復したことを発表し、王国での回復者の総数は529,833人になった。
これまでに、587か所の接種センターで3,446万回以上の新型コロナウイルスワクチンが王国内で投与されている。
同省は、ワクチンを受け取るためのSehhatyアプリに登録を行い、対策を順守し、指示に従うようにとの国民への呼びかけを改めて行った。
一方、一度に集まることができるのは20人以下であるという予防対策に違反したとして、40人ほどがハーイルで逮捕された。彼らに対しては法的措置が取られ、主催者、施設の責任者、集会に出席したすべての人に対して罰金が適用された。
新型コロナウイルスのパンデミックは、世界中で2億1,300万人以上に影響を及ぼし、死者数は約445万人に達している。