
モハメッド・アル=スラミ
ジェッダ:イエメン政府の正当性を支援するアラブ連合軍は、フーシ派民兵が発射したアブハ国際空港を標的とした、兵器化された2機のドローンとナジュラン市を標的とした弾道ミサイルをサウジアラビア軍が迎撃したことを発表した。
連合軍は、ドローンを迎撃した際に空港内に破片が散らばり、8人が負傷、旅客機が破損したと発表。
これはフーシ派によるアブハ国際空港への24時間以内の2回目の攻撃であり、戦争犯罪に該当する。
連合軍は、連合の各リーダーが国際人道法に基づき、民間人および民間物を保護するために必要なあらゆる措置を実施していることを確認。
また、民兵の企てを阻止したサウジアラビアの防衛能力を高く評価。
ニュースチャンネル「アル・エフバリヤ(Al-Ekhbariya)」は、サウジアラビア軍がナジュランとアブハ国際空港に向かう弾道ミサイルとドローンを迎撃した瞬間を捉えた映像をTwitterに投稿。
イスラム協力機構(OIC)のユーセフ・アル・オサイミーン事務局長は、フーシ派民兵テロリストが兵器化されたドローンで空港を標的にしたことを非難し、「乗客や民間人の命を危険にさらすことは、卑怯なテロ行為であり、戦争犯罪である」と強調した。
同氏は、民兵の行動を強く非難するとともに、ドローンが目標に到達する前に迎撃して破壊したサウジアラビアの防空体制の能力を称賛。
アル・オサイミーン氏は、テロリストであるフーシ派民兵の行動に対処し、サウジアラビアの安全と安定を維持するための同国のあらゆる措置をOICが支持することを、改めて表明した。
また、国際社会に対し、同氏が「卑怯な脅し」と呼ぶフーシ派民兵の行為に対して毅然とした態度で臨み、弾道ミサイルや兵器化された無人機を使って王国内の民間人や民間の建築物を標的にすることを阻止するよう、改めて求めた。
フーシ派民兵は過去数年間で何度もアブハ国際空港の民間人や民間物を標的にしている。
Feb. 14, 20162016年2月14日
アブハ国際空港を標的としたQaher-1ミサイルが防空ミサイルによって迎撃され、破壊された。
2018年4月11日
同空港を狙ったドローンを迎撃。
2018年5月26日
同空港を狙ったドローンによるテロ攻撃が阻止された。
2019年6月12日
ミサイルが到着ロビーを襲い、民間人26名が負傷。
June 23, 20192019年6月23日
同空港への攻撃でシリアの民間人が死亡、異なる国籍の21人が負傷した。
負傷者のリストには、サウジアラビア人13人、インド人4人、エジプト人2人、バングラデシュ人2人が含まれている。
18台の車両が破損したほか、その他の物的損害も発生。
2020年8月31日
武器を搭載したドローンが同空港を狙い、連合軍がこれを迎撃。
2021年2月10日
イランの支援を受けたフーシ派民兵が同空港を標的としたテロを行い、民間航空機に火災が発生したが、鎮圧された。
2021年8月31日
兵器化された2台のドローンによる攻撃が1日に2回行われた
サウジアラビア軍が迎撃した攻撃は以下の通り:
弾道ミサイル385基
兵器化された681台のドローン
兵器化された船舶79隻
205個の海洋地雷
96,912個の軍事ミサイル