
SPA、アデン
サウジアラビアの技術専門家らは火曜日、アデン国際空港の再開発イニシアチブの一環として、同空港を訪問した。
アフメド・アル=メドハリ氏が率いるサウジ・イエメン開発復興プログラム(SDRPY)チームは、専門家らと会い、同空港の改装に必要な作業の範囲をアセスメント・調査した。
アル=メドハリ氏によると、同空港で技術上・構造上必要な作業のニーズを評価するためには、建物、設備、及び滑走路のアセスメント、それに照明や滑走路の装備、現在ある誘導用機器、及び到着ラウンジと出発ラウンジの点検が必要になるとのことだ。
「私たちは空港の緊急用設備の要件をアセスメントして空港を再度使える状態にするためにここに来ました。ニーズを満たすのに必要となる作業を伝えるために、全ての要件やニーズを評価・調査中です。これは、SDRPYによる交通、空港、及び港湾分野での支援事業の一環です」とアル=メドハリ氏は付け加えた。
SDRPYは最近イエメンのマフラ県にあるアル・ガイダ空港の改装を完了しており、同空港では国際的に認可されている企業と共同で、航空機の誘導用システムの試験や飛行試験の手順に沿った試験を成功させている。
このプログラムでは、イエメンの空港の安全確保計画を実行に移す支援の一環として、完全装備の救急車や最新技術を搭載した消防車が提供される。また、国際民間航空機関(ICAO)が定める空港の安全確保及び消火に関する要件が満たされていることも確認される。
また本件とは別に、SDRPYの担当者は火曜日、サアダ県とサウジアラビアをつなぐバカー国境検問所の開発プロジェクトに関しても、数多くの合意を締結した。またこのプログラムのもとでは、同国境検問所の機能向上を目的に、ハリド・アル=オマイシ所長に発電機が届けられている。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サイード・アル=ジャベル駐イエメン大使が指揮するSDRPYでは、イエメンでの開発関連の経済支援だけではなく、教育訓練や教育に関するリソースの提供も実施されている。
同プログラムは、イエメン政府と共同でイエメンの人々の日々の暮らしに影響を与えている全ての分野で開発プロジェクトを策定して実施するために、1年近く前に立ち上げられた。その目的は、復興を支援し、雇用機会を創出し、基本的なサービスを提供し、そして経済を支援することだ。