

アラブニュース
リヤド:8日、イランの支援を受けるフーシ派がジーザーンのキング・アブドルアジーズ空港に対して無人機攻撃を行い、10人が負傷した。イエメンの正当な政府を支援するアラブ連合軍が発表した。
アラブ連合軍の報道官を務めるトゥルキ・アル・マリキ准将は、イエメンから発射された武装無人機2機が、サウジアラビアの防空部隊によって撃墜されたと発表した。国営メディアが同報道官の発言を引用して報じた。
アラブ連合軍は、破壊された無人機から落下した破片で乗客や空港職員が軽傷を負ったと明らかにした。
負傷者の中には、サウジアラビア人乗客6人、空港職員、バングラデシュ人労働者3人、スーダン人労働者1人が含まれている。
アラブ連合軍はまた、フーシ派がジーザーンと隣接するアシール州のハミース・ムシャイト市に向けて発射した弾道ミサイル1発と爆弾を搭載した無人機2機を迎撃した。
7日には、同じくアシール州にあるアブハー国際空港でフーシ派の無人機が迎撃され、4人が軽傷を負った。
アル・マリキ准将は、フーシ派が民間人や非軍事目標を攻撃する「不道徳な行為」を行っていると非難し、民間の空港を標的にすることは戦争犯罪に該当する可能性があると述べた。
アル・マリキ准将は、「民間の空港で民間人を標的にしようとするフーシ派の無分別な試みに対し、我々は依然として自制的に行動している」と国営テレビで述べた。
攻撃を受けて、ジーザーンの知事代理は9日の早朝、負傷した10人の乗客の様子を確認していた。
フーシ派による最近の攻撃は、イスラム協力機構(OIC)やアラブ議会からも非難されている。
アラブ議会は、民間空港を標的とすることは航空交通の安全を脅かすものだと警告した。