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エジプト人の男が妻を、コロナウイルスに感染したという理由で6階から投げる

妻が回復し、検疫を終え、宣誓供述ができるようになるのを待ってから起訴される。(ロイター)
妻が回復し、検疫を終え、宣誓供述ができるようになるのを待ってから起訴される。(ロイター)
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25 Jun 2020 07:06:01 GMT9
25 Jun 2020 07:06:01 GMT9

Laila Mohammed

カイロ:エジプト人の男が妻を、コロナウイルスに感染したという理由で、アパートの6階の部屋から地面に投げた。

その女性は25歳で、落下したが一命を取り留め、近所の人たちが彼女を病院に連れて行き、脊髄損傷の手術を受けた。夫は、警察の捜査が終わるまで拘置所で拘留されている。

男は警官に、妻との間で口論が絶えず、別れることにした、と話した。彼女がコロナウイルスに感染したことを男が知ると、緊張は悪化した。「私は感染を恐れていました」と男は警察に話した。「妻は3つの検査を受けましたが、全てで感染が確認されました。それで、私は彼女に家を出るよう頼みました。ですが、彼女が断ったので、彼女を押しました」

妻が回復し、検疫を終え、宣誓供述ができるようになるのを待ってから起訴される。

カイロにあるアインシャムス大学病院で整形外科の顧問医師を務めるAly Mazyad博士は、同病院は、その女性がコロナウイルスに感染していたため、検疫部に特別な手術室を設置したと話した。感染症に関しては安定しているが、重体で、完治には数カ月掛かる可能性があるという。

この事件により、エジプトだけでなく世界中で、コロナウイルスによるロックダウン中に家庭内暴力が増加していることが明るみに出た。

「はけ口もなく、公共公園や娯楽施設にも行けず、家族は長時間同じ場所で一緒にいます」と精神科医のNermeen Geed氏は言う。

学校の休校や孤立、経済的な問題、退屈さも、家庭内の緊張を招いた要因だという。「私たちは皆、同じ状況で未知の敵と戦っています。ですので、私たちは、皆がどのように共存し、こういった状況に対処するかについて、折り合わなければなりません」

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