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ムハンマド・ビル・サルマン皇太子殿下がリヤドでサウジ・グリーン・イニシアテチブ・フォーラムを開場し、サウジアラビアの新たな「グリーン」目標を発表された。

フォーラムでは、政府高官や国際的な著名人などをゲストに迎え、環境問題に対するサウジアラビアの取り組みについて話し合われる予定。

「我々は本フォーラムにおいて、環境を保護し、気候変動に立ち向かうためのサウジアラビア王国の道筋を発表する。この年次フォーラムは、我々の新たな環境イニシアチブを開始し、また以前に発表したイニシアチブの効果を観察するためのプラットフォームとしての役割を果たしていく」と皇太子殿下は述べられた。

「エネルギー部門において2030年までに年間の炭素排出量を2億7800万トン削減、つまり既に発表されていた年間約1億3000万トンの倍以上を自主的に削減するイニシアティブを立ち上げることができ、大変喜ばしく思っている」と殿下は続けられた。

皇太子殿下はまた、「世界のメタン排出量を30％削減することを目指す」グローバル・メタン・プレッジにサウジアラビアが加盟することも発表された。

合わせて殿下は、サウジアラビアが「グローバル・オーシャンズ・アライアンス」「海とビーチからプラスチックごみをなくすためのアライアンス（the Alliance to Eliminate Plastic Waste in Oceans and Beaches）」「スポーツを通じた気候行動枠組み合意（Sports for Climate Action Agreement）」に参加する意向であること、また「持続可能な観光業」のための国際センターを創設し、海洋を探訪するための非営利財団を立ち上げる旨を発表した。

「我々が明後日主催する中東・グリーン・イニシアチブ・サミットを楽しみにしている。当サミットには中東・グリーン・イニシアチブの目標達成に必要な計画を策定する中東各国の取り組みに相乗効果を与え、調整するという目的がある」と述べられ、皇太子殿下は話を結ばれた。

サウジアラビアの他の大臣らもフォーラムでスピーチをする予定で、ビジネスや環境、海洋やそこに生息する生物、石油・ガス産業などに関するそれぞれのテーマを考察する。

ACWA Powerのパディー・パドマナサン氏やDaystar Power USのジャスパー・グラフ氏など、大企業の象徴的な人物も当フォーラムに参加する。