Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

サウジアラビアとUAE、IMO理事国に選出

Short Url:
11 Dec 2021 07:12:48 GMT9
11 Dec 2021 07:12:48 GMT9
  • サウジアラビアは環境問題と海賊行為に対処すると代表団がアラブニュースに表明
  • 同王国は1969年に国際海事機関に参加

フランチェスコ・ボンガラ

ロンドン:サウジアラビアとUAEが国際海事機関の理事国に選出された。同機関は国連の機関で、国際航海の安全を向上させ、船による汚染を食い止めるための施策を担当している。

この選挙はロンドンに本拠を置くIMOの第32回総会の会期末に実施された。IMOは1948年に設立され、現在175か国が加盟している。

サウジのIMO常任委員エッサム・アルアマリ氏はアラブニュースに対し、同国は「加盟諸国と協力して、航海者が直面する問題への対策を支援し、気候変動緩和策と国際協力を推し進める」と語った。

氏によれば、サウジはIMO加盟国間の不平等の拡大に歯止めをかけ、発展の遅れている国々や発展途上の小さな島国の経済復興を支援し、航海による環境への影響を減らすためにグリーンテクノロジーに投資することを計画している。


投票結果が宣言され、抱き合うサウジとUAEの常任委員(提供)

サウジは現代版の海賊の脅威にさらされている国々に世界第一級の訓練を施すこと、航海者が直面する問題を取り上げていくことも約束している。

サウジアラビアは2つの重要な海路に面した海洋国家であり、1969年のIMO加盟以来、熱心に活動してきた。

同王国はIMOの理事会、総会、主要委員会、小委員会、ワーキンググループに積極的に参加しており、IMOによる40の国際条約および議定書を批准している。


サウジアラビアは1969年から国際海事機関に加盟している。(提供)

同機関は9月に、船からの排出物対策の世界的プロジェクトの準備支援を目的として、同王国と3つの連携協定を締結した。生物汚損と海洋プラスチック廃棄物を対象にした既存のプロジェクトにも追加資金が投入される。

IMOは国連の主導で採択された条約により、1948年3月17日、ジュネーブで設立された。

 

 

特に人気
オススメ

return to top

<