
アラブニュース
ロンドン:サウジアラビアの駐レバノン大使は、レバノンとの関係はあまりに深く、「無責任でばかげた発言」によって影響を受けることはないと述べた。
ワリード・ブハリ大使は、イランの支援を受けているレバノンのヒズボラのテロ活動と地域の軍事行動がアラブの国家安全保障を脅かすと、AFP通信に対する声明の中で述べた。
大使の発言は、レバノンのナジーブ・ミカティ首相が、ヒズボラのグループの指導者によるサウジ批判は国益に資さず、国の公式な立場を代表するものではないと述べた2日後のことだ。
この発言は、10月と11月に当時のジョージ・クルダヒ情報相がイエメン戦争におけるサウジの役割に対して批判的な発言をしたことに抗議して、多くの国々がベイルートから大使を召還させ、レバノンと湾岸諸国の関係に亀裂が入ったことを受けたものでもある。
「サウジ政府は、各政党がレバノンの最高の利益を重視し、国のあらゆる側面におけるヒズボラのテロリストによる覇権を終わらせることを望んでいる」と、ブハリ大使は述べた。
大使は、その支配を押し付けようとするヒズボラのテロリストの主張が、レバノンの平和を乱していると付け加え、レバノン政府に対し、サウジや湾岸地域に影響を与えているその活動を止めるよう求めたと、アル・アラビーヤが報じた。
その後、ブハリ大使はアル・アラビーヤのインタビューの中で、レバノン政府とサウジ政府の関係は「あまりに深く」、無責任な発言によって影響を受けることはないと述べた。
ブハリ大使は、同国はサウジに居住するレバノン国民を常に気遣い、あらゆる宗派のレバノン国民を支援することを確認すると述べた。
「我々は、レバノンの安定と主権を維持する責任を国際社会と共有している」と、大使は述べた。
(AFP通信、ロイター通信発)