
アラブニュース
リヤド:サウジ通信は土曜日、イエメンの発電所の月次需要を満たすため、サウジアラビアが提供する石油デリバティブの第7バッチがアデンに到着したと報じた。
今回、サウジアラビアのイエメン開発復興プログラム(SDRPY)により届けられた6万トンのディーゼル燃料により、供与開始以降に供給された石油デリバティブの総量は59万6000トンとなった。
アデン次官の モハンマド・ナスル・アル・シェジリ氏は、サウジの石油デリバティブ供与は、特に夏場、イエメン国民の苦しみを和らげ、電力部門を支えてきたと述べた。
General Electricity Corp.のアブドル・カデル・バラサ取締役は、供与はイエメンの様々な州における安定的かつ持続可能な電力供給に貢献していると話した。また、サウジアラビアの継続的な支援と、SDRPYの努力に感謝した。
アデンのSDPRYディレクター、アフマッド・マドカリ氏は、この供与が発電量の増加と停電の減少に貢献したと述べた。
また、イエメンの電力システムの開発と運用性能の向上のために、多くのプログラムとプロジェクトが実施されてきたと付け加えた。
サウジアラビアによる供与は、4億2200万ドル相当の石油デリバティブ1,260,850トンを供給し、イエメン国内の80以上の発電所を1年間稼働させることを目的としている。
これは、42億ドル以上にのぼるこれまでのサウジの石油デリバティブの供与の延長として行われるものだ。
今回の供与は、イエメン政府予算の負担軽減、発電用石油デリバティブ購入のための中央銀行の外貨準備の枯渇抑制、燃料価格の安定、インフラ整備、基本サービスの向上に寄与している。
SDRPYが参加する、各省庁を含むイエメンの複数の関係者で構成される委員会が、石油デリバティブの分配を監督している。