




アラブニュース・ジャパン
リヤド:岩井文男在サウジアラビア日本大使は木曜日、62歳になられる天皇陛下の誕生日を祝う祝賀会を開催し、リヤド市長のファイサル・ビン・アブドルアジーズ・ビン・アイヤフ王子が出席した。
祝賀会は大使公邸で開催され、政府関係者や外交官など多くの出席者が見られた。また別のレセプションも同日大使によって開催された。
岩井大使は両方の会において、新型コロナウイルス の流行という非常事態の影響で二年ぶりとなる祝賀会の開催を支持したサウジアラビア王国政府と所管官庁へ、感謝の意を述べた。
大使は、レセプションを三つに分けた理由を「王国で適応されている健康安全規則を守り、人が密集するのを避けるため」と説明した。
大使はまた、65年間続いている両国間の長年に渡る友好関係を祝い、「日・サウジ・ビジョン2030」実現に向けての両国の確固たる決意を強調した。
岩井大使は招待客に対し、「サウジアラビアの王家と日本の皇室の間には大事にすべき素晴らしい物語があります。それは約70年前の1953年に行われた英国エリザベス女王の戴冠式までさかのぼります」
「その戴冠式で故ファハド国王が親切に、その当時皇太子だった明仁上皇に自分の席をお譲りになりました。それ以来、王家と皇室の間での忘れられない出来事としてずっと語られています」と語った。
また岩井大使は、エネルギーやインフラなど従来の協力分野を拡大し、クリーンエネルギーやエンターテイメント、健康やスポーツなどの新しい分野にも見られる二国間の協力関係を称賛した。
「現在、廃棄物処理、省エネ分野、ブルーエネルギーやグリーンエネルギー事業など、二国間の共同プロジェクトの数は倍以上になり、80を超えています」と話した。
2025年にはサウジアラビアと日本の外交関係樹立70周年を迎えると大使は説明。また2027年には「日・サウジ・ビジョン2030」が発表されてから10周年となる。
「日本はサウジアラビアとの更なる協力を期待しています。両国が協力することにより、未来志向の成果を確実に収め、重要な2つの年を一緒に祝うことができるでしょう」と、大使は語った。