
リヤド:サウジアラビアのアブドルラハマン・アル・ファドリ環境水資源農業大臣は土曜日、現在のロシア・ウクライナ危機の中でも、王国内で食料物資の入手に関する懸念はないと断言した。
王国は、食料安全保障戦略に従い、国内供給の安定性を維持するための措置をとっている。
食料安全保障委員会の責任者でもあるアル・ファドリ大臣は、国内生産量と多くの品目の高い充足率から、農畜産物や食料品のサプライチェーンは安全で信頼性が高く、流通の滞りはないと述べた。
これは、輸入品の輸入先が世界的に複数あるためでもあり、それにより危機のせいで供給不足に陥ることはない。
また、基本的な食料品(小麦、米、砂糖、食用油、鶏肉、赤身肉、魚、卵、乳および乳製品、野菜と果物、デーツ、大麦、トウモロコシ、大豆、家畜のための緑餌)の現地の在庫は、すべて安全水準にあり、供給不足の心配はないと大臣は付け加えた。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックでは今回の危機を上回る影響があったが、それに対し王国が取った対処は見習うべき事例である、なぜならサウジアラビアの食料品市場が供給不足になったことはないからだとアル・ファドリ大臣は語った。また、サウジアラビアは食料の豊富さに関しては世界でもトップクラスであると付け加えた。
サウジ国営通信