


ディーマ・A・クデイル
ジェッダ:二度目の開催となる「ジェッダ・シーズン」が2日に始まった。ジェッダの名所を紹介するとともに、「イード・アル・フィトル」祭りのシンボルであるブランコに乗る子供や風船がドローンによって描かれた。
海辺では花火が打ち上げられ、ジェッダのアート・プロムナードの美しく複雑なデザインとともに空を彩り、ジェッダ市民の心のよりどころであるアル・ラーマ・モスクのそばにいた人々に感動をもたらした。
リヤドからも多数の訪問者があった。
そんな中の1人であるバスマ・アル・アキール氏は、イベントを楽しむためにはるばる車でやって来た。彼女は、新型コロナや社会的な制約の余波が去り、にぎやかなシーズンが戻ってきたことがとても嬉しいという。
「ずっと静かに過ごしていましたが、とても素晴らしい方向へ変わりました。私たちにはこうした活気が本当に必要でした」と彼女はアラブニュースに語った。
「海辺での花火はとても楽しめました。見事なショーで、そうしたものを見るためにもう国外へ行かなくてもいいと実感しました」
ドローンのショーではジェッダ・シーズンの字体で「Jeddah(ジェッダ)」の文字が描かれたが、アル・アキール氏はそれが気に入ったという。
ナーラ・アル・ビーシ氏は、初日の整然とした進行についてコメントした。
「初日は期待通りの素晴らしさでした。まるで、この国に何も危機がなかったかのようでした」と彼女はアラブニュースに語った。
アル・ビーシ氏は、花火のデザインが魅力的で「夢心地だった」と表現した。
「花火は年々美しさを増していて、まるで美しい夢の中にいるようでした」
「ドローンで描かれたイメージもすべて素晴らしかったです。特にダイバーや魚、ブランコの絵がきれいで、自由と幸福の感覚を味わいました」
彼女は、そうした質の高いイベントのおかげでのイードの感覚が戻ってきたと語り、「一連のシーズンがサウジアラビア観光の人気を高めると思う」と付け加えた。
「シーズンは想像力に溢れていて、国際的なレベルに達しています。国の指導層や国民の力によって、サウジアラビアは間もなく世界一の観光立国になるでしょう。イードが戻ってきたことに心から感謝したいと思います」
ジェッダ出身で現在はリヤド在住のアーメド・アル・マリ氏は、催しを見るために故郷に帰ってきた。ジェッダ・シーズンの初日のような花火は見たことがなかったという。
「このような花火を見たのは人生で初めてです。ドローンと花火は2つとも素晴らしい内容で、とてもきれいでした」と彼はアラブニュースに語った。
アル・マリ氏は、王国のエンターテイメント業界が求人の面でも大きく進化していると強調した。
「私は普段はエンジニアをしていますが、エンタメも大好きなのでそちらでも活動しています。この分野は急成長を見せていて、男性にも女性にも大きなチャンスがあります」