
アラブニュース
リヤド:イスラム世界がイードを祝う中、サウジアラビアのサルマン国王は土曜日、伝統的な挨拶を行った。
サウジアラビア国営テレビで放送された挨拶で、サルマン国王は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック対策における積極的な取り組みにより、サウジアラビアは今年、国内外からの巡礼者の数を合計100万人に増やすことができたと述べた。
巡礼者の安全を確保するため、引き続き予防措置が考慮されている、と国王は述べた。
国王は、全巡礼者のハッジを受け入れるアッラーに祈り、この毎年恒例の行事を円滑に進めるために関係者全員が行っている努力をたたえた。
巡礼者は、アラファトの平原で感動的な一日を過ごし、アッラーに祈りを捧げ、祈願した後、土曜日にミナに戻ってきた。彼らは今後数日間、複合施設ジャマラートでの「悪魔への投石」の儀式など、ハッジの儀式を続ける予定だ。
今年のハッジでは、パンデミックが始まって以来、巡礼者の数が初めて100万人に達した。コロナで全世界が機能停止状態に陥った2020年、サウジアラビアは選ばれた1000人の巡礼者だけにハッジを行うことを許可した。2021年は、ワクチン接種の完了を条件に、6万人に増えた。