


アラブニュース
リヤド:11月24日木曜日、ジェッダなどサウジアラビア西部を襲った豪雨により、少なくとも2人が死亡し、フライトが遅れ、学校が閉鎖に追い込まれたと当局が発表した。
マッカ地域政府はツイッターで、「これまでに2人の死亡が報告されており、必要な時以外は外出しないよう呼びかけています」と述べた。
サウジ通信社(SPA)によると、ジェッダとメッカを結ぶ道路は、雨が降り始めると木曜日に閉鎖されたが、その後復旧した。
国営テレビのニュースチャンネル「アルイフバリヤ」は、メッカのグランドモスクの参拝者が豪雨の中、カーバ神殿を一周する映像を流した。
ジェッダでは、ソーシャルメディアに投稿された画像から、よどんだ水で交通が麻痺し、一部の車が水没している様子が確認できる。
同市のキング・アブドルアジーズ国際空港は、「悪天候のため、一部の便の出発が遅れている」とし、最新のスケジュールは航空会社に問い合わせるよう乗客に呼びかけた。
SPAは未明に、雨が終日降り続くという予報のため、市内の学校は一時的に休校になると報じた。
また、「生徒たちの安全を守るため」、近隣の町ラービグとクライスでも学校が閉鎖されたとSPAは付け加えた。
国立気象センターは、24日木曜日に179mmの降雨を記録し、過去最高の降雨量となった。
州南部では午前8時から午後2時まで、前回最多だった2009年よりも激しい雨が降った。
#WATCH: #Jeddah resident shares shocking scenes of cars and debris being swept away during heavy rainfall and flooding in western #SaudiArabia (Video: @sohairarif97) https://t.co/8bAq3Vzet9 pic.twitter.com/kLdBcz1HjM
— Arab News (@arabnews) November 24, 2022
メッカ当局は雨季に備え、11,800人の現場作業員を雇用している。予想される状況に対処するための機械や設備も備えている。
メッカ当局の運用・保守部門では、幹線道路や脇道、交差点、広場などの雨水排水路の能力を評価する。
メッカ当局は排水路の水流を妨げる堆積物を有事の際に備えて除去する。
メッカ当局に対策本部と機材が配備され、それぞれ194,000ガロン(約881,941リットル)の収容能力を持つ約52基の水槽で洪水の水を除去している。
約146台の掘削機と89台の多目的トラックが、雨の影響に対応し、道路や路上から水を除去している。
#WATCH: The damage and aftermath after heavy rains and flooding in western #SaudiArabia wrought havoc in #Jeddah and #Makkah https://t.co/8bAq3VzMiH pic.twitter.com/mdpn0PRh7h
— Arab News (@arabnews) November 24, 2022
また、当局では現場チームを編成し、豪雨で溜まったゴミの撤去作業を実施した。
また、当局は住民や観光客に脅威を与えないよう、清掃チームの数を増やし、下水道の清掃に取り組んでいる。
このチームは、大型トラック、ポンプタンク車、ボブキャット、タンクローリー、自動清掃車など520台の機械とともに、大量のポンプや掘削機も配備された。
緊急時対応策を実施するため、24時間体制で作業が進められている。
メッカには約540kmに及ぶ巨大な雨水排水路があり、この地域の近隣地域や聖地すべてに広がっている。
このシステムには、閉鎖された幹線給水本管や深いトンネル網、奥行きのない排水路や開放型排水路などがある。
また、当局は地域への洪水の影響を軽減するため、年間を通じて保守・清掃作業を行っている。